OHSS体験記。その6-腹水・胸水を抜くー | つれづれドバイ。

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2009年5月ドバイ入り。
ドバイでの日常、そしてドバイでの子育て、息子のことをつれづれに。
2012年3月日本へ帰国しました。

OHSSのことも記録しています。

入院6日目(HCU5日目)。


この日は金曜日だったんですが、朝いきなり腹水と胸水を抜く話になりました。


体から抜いた腹水や胸水の中には養分がたくさん残っていて、

それをそのまま捨てるのはもったいないので

養分だけを抽出してまた点滴で体内に戻すんですが、

土日に体調が急変して腹水と胸水を抜くことになると、

土日はその養分だけを抽出する作業をしてくれる部門がお休みで捨てるしかなくなるので、

今日抜いときましょう、てな話になり。。。


ほんと針を刺されるのは痛いのでかなり嫌だったんですが。



結果的に胸水は1,5リットル、腹水は2,5リットル抜きました。

水を抜いてる間は波のように吐き気が襲ってきてつらかったんですが、

抜いた後はやっぱりだいぶお腹の張りもマシになりました。



そして栄養分だけ濃縮された点滴袋の大きさをみてびっくり。

けっこう小さい袋なのかなと思いきや、4リットル抜いたものの半分2リットルくらいあったように思います。


腹水や胸水は血管から水が漏れ出ていてたまっていきます。

それが減っていくにはもう一度血管に水が戻って、

それが尿として出て行くことで減っていくんですが、

私の場合は濃いものが水として血管から漏れ出ていたので

なかなか血管へと戻ってくれなかったようです。


なのであのまま水を抜かずにいても、体内の水が減る可能性は低かったので、

結果的に水を抜いてよかったんじゃないでしょうかと先生はおっしゃってました。



体調は最悪の状態からは脱したような感じ。

動悸が不定期にあってしんどくはなるものの、少し食欲も出てきて、入院も1週間になろうというときに初めて夜まともに寝られました。