iPadからの記録デス。
初めて国立西洋美術館に赴く。
「ゴヤ-光と影」という企画展が行われていた。西洋画はフェルメールやモネなどは見るが、ゴヤの作品は見たことが無かったと思う。
今回の目玉の一つが「着衣のマハ」という女性を描いた作品だった。マハとは、18c末~19c始めにかけて、スペインのマドリードの下町で見られた洒落た衣装で着飾った女性のこと。作品は
エネルギーに溢れている。当時は一般人を裸にしてモデルにすることは禁止されていたのでこの裸体はヴィーナスとして描かれた。異端扱いされたが上手くきりぬけたとのこと。1815年頃からはマハの名で呼ばれた。服を着た状態の画もあって、それを上に飾ってこっそりこの作品を楽しんでいた、という話しをどこかで聞いた。
「洗濯女たち」という作品も面白かった。一見のどかだが、女が羊の角を撫でたり、眠る女が手を下腹部に入れたりと、風紀の乱れを描いている。当時、洗濯女達はふしだらとされていた。
ロス・カプリーチョス 気まぐれ。過去の風習にとらわれない表現画家の新しい発想。ロバを擬人化したりしていたが、当時ロバは無知の象徴とされていて、それを擬人化して貴族を罵っている様な絵も含まれる。
「洗濯女たち」という作品も面白かった。一見のどかだが、女が羊の角を撫でたり、眠る女が手を下腹部に入れたりと、風紀の乱れを描いている。当時、洗濯女達はふしだらとされていた。
ロス・カプリーチョス 気まぐれ。過去の風習にとらわれない表現画家の新しい発想。ロバを擬人化したりしていたが、当時ロバは無知の象徴とされていて、それを擬人化して貴族を罵っている様な絵も含まれる。
ここからは人物画。赤い礼服の国王カルロス4世。理性と威厳を感じた。
ホベリャーノスの肖像。物思いに耽るボーズは知識の象徴。後ろには知恵の女神ミネルヴアの像がある。モデルの性格まで描き出す洞察力が素晴らしい。
祖国のスペインが戦争をしたときのことから戦争の惨禍にも興味を奪われたようだ。
「死せる鳥」。ニワトリが体を寄せあいつつ、息絶えている。戦争中のもの。惨禍の絵と重なる。生きるものは死ぬ、という画家の精神が現れた作品。
棕櫚(ジュロ) いたんしんもん
この美術館は常設展もやっていた。企画展と合わせると果なりの分量になる。閉館時間ぎりぎりまで掛けて回った。印象に残ったのは「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール」という画家の絵だった。フランスの古典派の画家で「夜の画家」という異称を持つ人物。キリスト教をモチーフにした作品だったが、あいにくキリスト教的教養が私には足りないようで、内容は分からなかったが、ろうそくの燈火と共に立つ人物の陰影、手荷物刃物の陰影、素晴しかった。
この画家の詳細はこちらから。
それと考えても見なかったが、モネの作品も沢山展示してあった。「船遊び」という作品が特に強く印象に残った。
今の時期は【ユベール・ロベール 時間の庭】という企画展が行われている。じっくりと訪ねてみたいとも思うが、その次の【ベルリン国立美術館展】にはフェルメールの「真珠の首飾りの少女」も初来日とのこと。今年は6月にも「真珠の耳飾りの少女」も東京都美術館に来日とのこと。
この夏は上野がアツい。