10月21日、金曜で18時まで開館している出光美術館に足を運ぶ。
『日本の美・発見V 大雅・蕪村・玉堂と仙厓―「笑(わらい)」のこころ』というテーマで、何となくにやっとしてしまうような作品を中心に展示されている。池大雅、与謝野蕪村、浦上玉堂、仙厓の四者それぞれが文人文化を表現し、その中で周囲を微笑ませたり、自嘲したりと様々な「笑い」にスポットが当てられている。
個人的には仙厓がいちばん面白かった。失敗作すら鳳凰の言い、トラは猫になってしまう。竜も可愛いくなってしまい、周囲にこれは「トラ」だ、と言って回りも笑い、自分もまた笑う-。今の時代のお笑いは人を馬鹿にして笑うような一面があるが、そういうものとは違った笑いだと感じた。玉堂だっただろうか、酒を飲みながら紙に墨を垂らして、垂らしたシミを作品の中に入れ込んで書いていく、というのも朝から酒を飲みながら絵を描くなんて「なんて幸せな・・・」と思ってしまう。なんというか粋ですね。文人文化に打ち込みながら汗をかきかき打ち込むのではなく、粋に楽しんでいる。文人文化自体が粋なものなのかもしれない。
ちょこっとだけ焼き物もあった。仙厓が絵付けした茶色の器が良かった。他にもシンプルな文様の焼き物があったが、やはり焼き物は良い。
美術館を出て有楽町から東京へ。幸い坐ることが出来たのでそのまま吉祥寺にむかいバロックの向かいにある立ち飲み屋に入ってみる。ワンコインですべてのメニューは500円。ビールとおつまみはまぁ分かるが、日本酒冷やグラス一杯500円は高いでしょ。どう考えても。そんなに良い酒使わなくても良いから、安く飲ませてほしいものです。立ち飲み屋なんだから、味は求められていない(最低限はあるけど)と思うんだけどな。やっぱりB級は味、値段ともに大阪の圧勝ですね。