あっという間にレイラは幼稚園を卒園。



日本では、まだ年長が始まったばかりなのに、こっちではもう卒園。



幼稚園児でも、ガウンと帽子のあのスタイルで、なんだかボーッと、あぁ、この子は海外のスクールに通ったんだなーと実感した。



母親の私はこの1年半、大した成長もなく毎日毎日が飛ぶように過ぎていったけれど、
レイラにとってのこの1年半は本当に感情が揺れたと思う。



インドネシアに引越すということがどういうことなのかよく分かってなかったと思うんだよね。
越して少ししてから、数ヶ月は、夜泣きが悪化して、なにをしても泣き止まない。
まだスクールも決める前で、朝から晩まで相手して、夜は荷物の片付けと幼稚園の体験申し込みやらでとにかくきつかった。



でも、あの時、誰よりも苦しかったのは間違いなくレイラだったと思う。エマに対しての聞き分けの悪さも悪化して、怒鳴りちらす日々だった。
感情任せに怒鳴る自分の精神状態が怖くて、日中は出かけることにしてた時期もあった。



外にいたら、家のことできないから、
子供達の相手してあげられるし、
歩くだけでも、私もレイラも心が晴れたのかも。



初めから、インターに入れるのは決めてたけど、どうしても慣れなくて辛いだけなら日本人学校に移そうと決めてた。



今はレイラが楽しく通えているから忘れてるだろうけど、当時は私の親も夫も、インターは負担が大きすぎないか?と心配してた。



入れてもないのに分かるわけなくない?と、心のどこかでは反発してる自分がいて、でもレイラの反応を見落としてはいけないってそこだけはいつもいつも考えた。



そんな心配をよそに、レイラは速攻で慣れて、10日後には、楽しくて楽しくて仕方ないみたいな様子だった。



その時、あー、日本で行ってた幼稚園はレイラには合ってなかったのかもしれないと考えさせられた。日本でも楽しいことはたくさんあったみたいだけど、行きたくないって泣く日もわりとあったりして。
でも家ではいつも幼稚園ごっこしてたから、それなりに楽しんでるとは思ってたけど。



日本で行かせてた幼稚園に問題があるとかそんなことではなくて、その子に合う幼稚園のカラーってあるんだなってことを気づかされた。




ジャカルタでのスクールでは、日本ではない経験がたくさんできて、日本の行事にはすっかり疎くなったと思う。海外で子育てする母の責任の重さっていろいろ大変だなってことにも気づかされる 笑



卒園式の日、式前に家族写真を撮ってもらってたら担任の先生から、レイラがモデルスチューデントに選ばれてるからお父さんお母さんからメダルをかけてあげてくださいと言われ。



えええええーーーー!
それがどんな基準で選ばれたにせよ、この1年半の彼女の頑張りは本当に思い返すだけで涙が出てくる。



簡単な単語しか知らなかったのに、今じゃ私よりうまいし、早い。
私が使い方いまいちわかんない言いまわしとかも使ってて、本当にびっくりする。




クラスメイトともいつも遊んでいて、男の子とも女の子とも仲良くしてる。
幼稚園時代、仲良しの子なんていなかった人見知りの私からしたらすごすぎる。
どうやって友達作るのか聞いたこともあった 笑




でもめちゃくちゃ社交的なわけじゃないんだよね。人前とかたぶん苦手だし、よく緊張して目が泳いでるし。



それでもいろんな国の友達をお互いに尊重しあって付き合うことを自然に覚えたのかもしれない。



卒園式は号泣覚悟だったんだけど、
急遽登壇することになったので、
え?どのタイミング?え?いま?!え???
みたいなかんじで焦ってて、
涙は止まった 笑



でも壇上で、レイラにメダルをかけたときはいろんなものがこみ上げた。




決して、簡単に覚えちゃうわけじゃない英語と、根気よく向き合って、投げ出さずに本当によく頑張ったと思う。




毎朝早起きして、朝ごはん後の日本語の勉強も毎朝欠かすことなく、本当によく頑張ったと思う。




習い事も1年以上、辞めたいとも言わずに毎週ちゃんと通って、家での練習も文句言いながらも欠かさずやるし、
彼女の幼稚園生活が、5歳とは思えない成長ぶりで、5歳の子供の能力のすごさにただ驚かされる。



日本の国歌は知らないのに、
インドネシアの国歌は歌える。



インドネシアの国歌はきっと一生忘れないだろうね。
どこかで聴いたら絶対思い出すよね。



インドネシアで育てるってことがどうなんだろうかと心のどこかでいつも考えていたような気がするけど、レイラの卒園式で、あぁこれで本当に良かったなと思えた。



まだまだここからもいろんなことがあると思うけど、楽しみつつ、どこかでは手抜きしたり、自分の甘さを許しつつ、私も自分にできることを精一杯頑張りたいなと思う。



最高のスクールだった。
そう思えることが本当に幸せ。