この3月、周りで本帰国の人たちがたくさん。



海外住んでも半年で帰国してたわたしには、
本帰国の人を見送る側になるのって初めて。



幼稚園では、お別れパーティーがあったんだけど。



そのパーティー自体は、とってもあったかくて、明るくて、元気いっぱいの園児らしいかんじだったんだけども。



レイラと同じくらいの年齢の子たちの姿に、心の中号泣。
わたしが号泣してたらドン引きなんで、必死に冷静を装ったものの。



みんなとても小さくしてジャカルタに来て。
言葉も満足に通じない幼稚園に入って、
子供なりに不安や怖さや心細さやいろんな複雑な感情があったと思う。




いやね、わたし本当に思うんだけどさ。
海外生活して、英語環境に放り込まれた子供はあっという間に英語覚えちゃう。ってよく言うじゃない?
私もそれを信じてたし。




実際、子供たちの英語の吸収スピードは半端ない。




でも全然あっという間なんかじゃない。
子供たちが、日本で日本語を覚えていくように、たしかにすごいスピードではあるけれど、
たくさん躓きながら、少しずつ身についていく。



それを、レイラを見てて知ったというか。
自分の想像よりはるかに、本人たちの必死の努力がそこにあって。
それはレイラに限らず、どの子供もみんな。
そして、性格が違うように、言語習得スピードも違っていて、子供なりにたくさん葛藤して、恥をかいて、緊張したり、嫌な思いもいろいろしながら、成長してく。



それでも、レイラの幼稚園の子供達は本当にみんなが幼稚園生活を楽しんでいて、それは先生たちの努力や温かさはもちろんなんだけど、子供達自身の頑張りがいつもそこにあって。



だから、本帰国を迎えることになった子たちみんなのこれまでの努力の日々を考えたら、それだけで涙が溢れる。



幼稚園最終日、私たちはまだまだ遊べる予定があったから本当のバイバイの日ではなく、私は全然実感のないまま迎えに行ったんだけど、



ガラス越しにクラスを見てたら、最後先生と話してハグしてる子の表情がなんともいえなくて。
あぁ、本当にもうこれで最後なのかと思ったら急に淋しくなったよね。



レイラのクラスには、レイラともう1人日本人の女の子がいて。
その子も今回、本帰国なんだけど。




親子して、本当にこの1年半のジャカルタ生活を助けてもらってきたと思う。



最初、英語が分からなかったレイラのことを本当に根気よく助けてくれたのがこの子で。
しばらくはどんな時もこの子の側から離れなかったレイラだけど、今ではこの子がいなくても他の子達と遊べるようになって。
でもそうなれたのは、この子の存在があったからだと思う。



お母さんもマジで尊敬できる人で。



実は、このラスト登校日の翌日、夕方から家族で遊びに来てくれて。




その時、旦那さんにも熱弁したんだけど 笑



なんだろ?
なんか本当に変わってる人なんだわ。いい意味で。



まず、娘にイラついた姿を見たこと一度もない。
声色がちょっとイラッとしてるな?って分かる時あるじゃん。特に子供に対してだと。
それさえない。



その娘は、子供らしい明るくて元気な子だから、私が親だったら人並みに叱るタイミングや、イラつくタイミングがある子なのよ。
だから、子供がもともとめーーーーちゃくちゃおとなしいとかそんなんじゃないの。




すごくない?




いや、私、これまでに出会ったお母さんでこんな人見たことないんだわ。
怒らない育児ってこれか!てか、本当にできる人ここにいたわ!みたいな。
マジですごい。




でも、この人の凄さはお母さんとしてだけじゃないんだわ。
だからやっぱり、この人だからこんなお母さんになれるんだよね。
なんだろな。
とにかく自分がブレない。
我が強いとはちょっと違うんだわ。



優しいし、よく笑うし、冗談も言うし、めっちゃ普通にそういうのするんだけど、
裏表が全くない。
こんな人いる?ってくらい。



なんかさ、ちょっと先輩ママとかだと気をつかうじゃん。てか、いらんのかもしれない気をつかってしまうじゃん?いらなくても、自分でも分かってても自然とそうなってしまうというか。



でもさ、そんなん全然ないの。
で、新しくきた人にも親切なんだけど、めーーーーちゃくちゃさりげない。
私、これほんと助けられて。
サラーっと確認してくれたり、教えてくれたりしてたんだよね。
はじめの頃特に。



私、最初メール設定がちゃんとされてなくて先生からのメールが届いてなくて 笑
毎週、お便りがくるんだけどそれ知らなくて 笑



そういうのも、このママのおかげで気づいたり。



なんかすごいんだわ。とにかく。
どこのグループにも属さないけど、誰からも好かれると思う。
私も結構仲良くさせてもらったし、お泊まりとかもしたし、家も行き来してたけど、
でも全然ベッタリな関係ではなく。
めちゃくちゃ心地よかった。




ベッタリではないけど、
うわべの関係ではない。
真剣な話もできたし、子供抜きの話もできたし。



だから、日本に帰っちゃうのかーって思うと私もレイラも淋しい。
エマもめちゃくちゃ遊んでもらってたから、名前呼んでるし、淋しいと思う。




さらにさらに!
家族で付き合えるってサイコーだよね。




前に家に行かせてもらってちょっと飲んで話したことはあったものの、その後はなかなか機会もなく。
今回、久しぶりに飲んで。



しかも、子供らは勝手に遊んでくれてるから結構大人だけでの話もガッツリできて。




日本では身近にいない職業のパパだったし、
ママの経歴もそうで。
だから話も尽きないし。
全然時間足りなかった!!



けど、同じ関東だから、一時帰国の時にまた遊ぼうってことに。



マジで来年の夏休みはバリ島集合したい!!




ジャカルタに来て、私は、よく聞くような駐在妻のドロドロみたいの全然無縁な環境にいるから本当にめちゃくちゃ優しい人たちがたくさんいるけど、日本に帰ってもずっと関係が続くなって思える家族と出会えて本当に嬉しい。




本当のラストデイは、その子の家に遊びに行くんだけど、レイラ泣いてしまいそうだよね。