昨日、午後のスピーキングの時間。
スパニッシュとブラジリアンとコリアンとめの4人で話をした。



お題がいくつも書かれた紙をもらって、
グループで好きな話題を選んで話をする。



昨日、
あたしに
「第二次世界大戦についての日本人の認識と韓国人の認識の違いについて話したい」
と言ってきた子も同じグループだった。



この話は、
あくまで、ここにいた4人が自由に自分たちの感じたことを素直に声に出しただけ。



だからその国の考えかたってわけじゃない。
こういうデリケートな話題を、ここに書くのはよくないのかもしれないけど、
単なるあたしの日記として読んでください。




コリアンの彼は


「日本は韓国を植民地にしたことや、植民地にするためにしてきたことの真実を、
次の世代の若者に伝えていない。


日本の政府は、日本にとって都合のいいように歴史を書き換えている。
だから、メグミが学んだ韓国についての当時の歴史は嘘ばかりなんだよ。


だから、韓国人の一部の人は日本のことをすごく嫌ってる。
俺は、日本が好きだし、日本を好きな韓国人もたくさんいるよ。


日本で韓国ドラマやアイドルが流行っているのと同じように、
韓国でも日本のそういうのはものすごい人気だから。


でも、そういう時代背景をメグミはどう考えてるのかなって思って。」



というのが彼があたしにしてきた話。



そしたら、
ブラジリアンが


「なぜ、韓国は日本の植民地だったのに、韓国語を話せるの??
俺たちブラジル人は、ポルトガルの植民地だったからポルトガル語が第一言語なんだよ。」



あたしは、
今日本に伝えられている、あたしたちが学校で学ぶ当時の韓国についても、
韓国人が学ぶ当時の韓国も、


どちらも真実ではないように思う。



多少なりとも、
どちらも自国に都合のいいように書き換えてる部分があってもおかしくないと思う。



コリアンは、
第二次世界大戦中、韓国人は日本の軍隊の慰安婦にさせられたりして、本当にありえない扱いを受けた。

という。



でも、あたしが調べた話では、
当時の慰安婦は軍人と同等レベルに扱われ、賃金もはるかによく、
軍隊が断るほど希望者がいたという記録が残っていると聞いた。



日本は、
韓国を、できる限り尊重しようともしてたと。



でも、あたしは、韓国人が日本語を話さないというところが
そういう話の裏づけになるんじゃなかろうかと思う。



その反面、
日本は他国からよく思われたいとか、
何か別の目的があったのかなとか思うけど。



コリアンは、
日本は偉大な軍事力を使って、
韓国や中国、ロシア、オーストラリアを攻撃し、日本の勢力をどんどん拡大したという。



韓国の人たちのことなんて何も考えてないという。


確かにそうかもしれない。
結局、日本は多くの国を攻撃した。
それは事実だと思う。



でも、
そんなの日本だって同じ思いしたこともあるじゃんね。
とあたしは思った。



日本も、戦争に負けて、今でもアメリカに頭上がんないじゃんね。
日本には、米軍の基地がたくさん作られて。



きっかけを作ったのは日本だから、自業自得といわれたらそこまでかもしれない。
今でも、戦争を体験した人が生きているし、そういう人にとっての戦争と、



今のあたしが過去の出来事として想像するには、
計り知れない距離がある。



前に、学校の調べものか何かで、
実際に戦争を体験した人から話を聞くということをしたことがあって。



おじいちゃんに聞いたんだよね。
でも、その話の内容があまりにも過激で、
当時のあたしは困惑してしまったのを覚えてる。



おじいちゃんから、そんな実体験を聞いたのは、
それが最初で最後。



きっと話したくなかったんじゃないかと思う。
思い出したくなかったかもしれないし、
あたしには、過酷すぎる内容だから、
あえておじいちゃんから振ることはできなかったのかもしれない。




もう1人のおじいちゃんは、
おばあちゃんと結婚した3日後に、
兵隊として戦争に行った。



2年間。



おじいちゃんが生還したから、今のあたしがいるんだけど、
その話を聞いたときも、何もいえなかった。



ただただ、言葉に表せない感情が、消えなかった。



具体的な話を聞いてしまえば、
あたしはこんなことなんで起こったのって思う。



だから、韓国の植民地時代を経験した人が、
日本を嫌うのは、あたしには分からないものだと思う。



分かるわけもないと思う。




でも、
国だって人間が動かしているんだし、
人間と同じなんじゃないかと思う。



失敗するときもある。



人の命が失われているから、
そんな簡単な言葉ですまないのは分かっているつもりだけど、
そこをただ責め合っても、過去が消えるわけじゃない。



戦争の犠牲になった人が、
甦るわけじゃない。



あたしは、
アメリカって国に対して、嫌悪感はもっていない。
あくまであたしは。



それは、
戦争っていうとてつもない大きな出来事を、
リアルに体験していないからかもしれないし、



単に、知らないことが多すぎるのかもしれない。



今なお、問題を抱えているのも分かってる。



でも、じゃあ、アメリカは日本に悪い影響しか与えてこなかったの?
そんなことはないと思う。



アメリカ。
あたしはハワイとNYにしか行ったことがないけど、
どちらも大好きになって帰ってきた。



問題をたくさん抱えているのは承知してるけど、
あたしは日本に帰ったら、基地の中で働きたいと思ってる。



それは、ここでせっかく身につけ始めた英語を、
使わないといけない環境に、できるだけ身をおいていたいから。
そういう環境を、作ることもできる。



日本にいたころ、
毎月最低1回は、映画を観に行ってたけど、
そのほとんどはアメリカ映画。



あたしは、スタバが大好きだけど、
スタバだってアメリカの会社。



これって、
あたしだから思えることであって、
別の状況におかれた人は、あたしと同じように考えないと思う。



日本にいたころ、
ニュースや新聞では、毎日政治の問題が討論されていて、
みんなが総理大臣を否定し、
政治家に文句を言っていた。




毎日。



あたしはそれを見ながら、
確かに彼らは、国民の代表として日本をよくする義務がある。



みんなに平等になるように変えていく義務がある。



だから、
いい選択ができなければ、
みんなをひきつける統率力がなければ、
厳しいことを言われてもしかたない。



でも、
ただ文句を言うことは誰にでもできる。



あたしにも。
小学生にも。



じゃあ、
自分がその立場になったら、
みんなが納得いくような政治ができるの?



と問うと、
あたしの答えはいつもNOだった。



文句を言う前に、
自分に何ができるのか、
何をすべきなのか、



今ある現状の中で、何をすれば状況が変わるのか、
真剣に考えて、
かつ、
行動してる人がどれだけいるだろうか。



そういうことを考えると、
あたしは国の単位に縛られた考え方は、
余計にその国の印象を、偏らせてしまうと思う。



韓国人の中に、
日本を嫌う人がいる。



日本人の中に、
アメリカを嫌う人がいる。



結局、それも個人の考え方だから、
無理に変える必要ない。



そんなことを統一して何になるんだろうか??



昨日、この話をしていたときに、
スパニッシュが、
ヨーロッパ内でも、そういう国と国との確執があるっていってた。



今日、フランチェスカとルカとも話したけど、
フランス人はイギリスが大嫌いで、
フランス内で英語を使うと本当に嫌がられると。



「コンピューター」という呼び方。



これって英語だけど、
日本もイタリアも他の国も、
ほとんどがこう呼ぶ。


でもフランスにはフランス語の名前があるんだって。



まぁ、これももちろんフランス人のみんながそう思ってるわけじゃない。



結局そういうことなんじゃないかって思う。
スパニッシュもブラジリアンも、


「それは日本と韓国の間だけの問題ではないよ。
それぞれの国に、それぞれの問題抱えてて、それはスペインもブラジルも同じだ」



と言っていた。
時間がなくて、
これ以上は話せなかったけど、
コリアンの彼は、それを聞いて何を感じたんだろうか。



それを今度聞いてみようとおもう。



あたしは、ここに来て、
まだ1ヶ月経っていないけど、



日本にいたころよりも、
日に日にあたしが今まで感じていた国境が、
なくなっていく。



その衝撃は、
かなりのものだった。



あたしの中で、
音を立ててその壁が崩れていく。



国境が違って、
その国の特徴は多少あっても、
自分と波長の合う人と、合わない人って、
日本にいてもあるのと同じ。




同じ国籍でも、
すごく話しやすい人もいれば、
話しにくい人もいる。



それは、英語を話す速さや、発音は関係なく。



それに、第一印象が話しかけにくくても、
ちゃんと話してみなければ分からないってとこも
日本人同士となんも変わんない。



きっと、
これからあたしはもっともっといろんな人と、話す機会に恵まれると思う。



でも、
国籍に関係なく、
人の考えを聞くということにすごく興味がある。



日本にいたころに、
想像もしなかったことが、
世界では起きているんだって思った。



日本の漫画、
ドラゴンボールは世界中の人が見てて、



スパニッシュの彼は今26歳なんだけど、
小学生のころ、
毎日家に帰ってドラゴンボールを見てて、
クラスの男の子は夢中だったんだって。




ブラジリアンも、夢中で見てたって言ってて、



ポケモンもものすごい人気らしい。



フランチェスカは小学生のころ、
キャプテン翼を夢中で見てたんだって。



日本のアニメが、
世界で人気なのは知ってたけど、
こうもそんなにも昔から、
みんなが自国で見てたのかと思うと、



あたしにはそれがものすごくおもしろく思えた。



当たり前だけど、
日本人と似ても似つかない彼らの口から、
そういう言葉が発されるということ自体、
あたしには衝撃だった。



なんか、
あぁ、やっぱり地球はつながってるんだなって思う瞬間でもあって、
ちょっとうれしかった。