Pink Floyd - The Wall | caffetteria RAGTARO

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アナログレコードを引っ張り出して聴いてみるシリーズの第56弾は、ピンク・フロイドの「ザ・ウォール」(英Harvest、SHDW411、1979年)です。

 

 

これは、傑作というより問題作でしたね。 ピンクという仮想の主人公の物語仕立てになっていますが、ロジャー・ウォーターズさんの屈折した人生の縮図のようなアルバムで、この次に発表されたアルバム「ファイナルカット」や、1984年発表のロジャーさんのソロ・アルバム(エリック・クラプトン節が炸裂)で、完全に他のメンバーとの方向性のズレが生じたように思います。

 

こちらは英国盤の2枚組CD

 

ちょっとレコードとCDを聴き比べしてみたんですが、レコードのほうが音の隙間が小さく、粘っこいバスドラムの音、ハイハットの金属的な音がしっかり聞こえてきて、レコードのほうに軍配が上がりました。 ちなみにレコードプレイヤーはデノンDP-55M(1980年発売)にオルトフォンMC-Q10のカートリッジ(発売中)の組み合わせ、CDプレイヤーはオーディオ・エアロのPrima(初代)です。 大きい声では言えませんが、ここ1年で断捨離して、アンプはラックスマンLXA-OT3、フォノ・イコライザーはプロジェクトPhono Box、スピーカーはスキャンスピーク5F/8422T03(5cmフルレンジ)をお手製バスレフ型エンクロージャに入れたものを使用しています。

 

(追記) 友人曰く、再生装置の違いを聴いてるだけやないの?、と。 そうかも知れないな。

 

 

この「ザ・ウォール」は、モヤモヤした時に聴くアルバムになっていますね。 で、きょう取り上げる一曲は「コンフォータブリ・ナム」。 素敵なアニメの動画を見つけました。

 

 

Comfortably Numb

 

Hello? Hello? Hello?
おーい おーい おーい

Is there anybody in there?
そこに誰か いるのかい?
Just nod if you can hear me
僕の声が聞こえているなら 返事してくれないか
Is there anyone at home?
家には誰か いるのかい?
Come on now
それでは こちらへどうぞ
I hear you're feeling down
君は気分が優れないようだね
Well I can ease your pain
よし 君の痛みを取ってあげよう
Get you on your feet again
もう一度立てるようにしてあげよう
Relax
肩の力を抜いて
I'll need some information first
まず 確認しておきたいことがあるんだ
Just the basic facts
基本的な事実をね
Can you show me where it hurts?
どこが痛いのか 教えてくれないか?

There is no pain you are receding
痛みはありません あなたが遠退いていってます
A distant ship smoke on the horizon
水平線に見える 遠くの船の煙のよう
You are only coming through in waves
あなたが波間をこちらに向かっているようです
Your lips move but I can't hear what you're saying
あなたの唇は動いているけど 言っていることが聞こえません
When I was a child I had a fever
私が子供の頃 高熱を出しました
My hands felt just like two balloons
その時の私の両手は2つの風船を持っているようでした
Now I've got that feeling once again
いま 同じような気分になっています
I can't explain you would not understand
説明が難しいです あなたには分からないでしょう
This is not how I am
私がどうして ここにいるのか
I have become comfortably numb
私は気持ち良い 無感覚状態なんです

Okay
よろしい
Just a little pinprick
ちょっとだけ チクッとしますよ
There'll be no more
そうすれば もう大丈夫
But you may feel a little sick
君はちょっと具合が悪いだけ
Can you stand up?
立てるかな?
I do believe it's working, good
注射が効いているようだ、いいね
That'll keep you going through the show
これであなたはショーを続けられる
Come on it's time to go
さあ 君の出番だよ

There is no pain you are receding
痛みはありません あなたが遠退いていってます
A distant ship smoke on the horizon
水平線に見える 遠くの船の煙のよう
You are only coming through in waves
あなたが波間をこちらに向かっているようです
Your lips move but I can't hear what you're saying
あなたの唇は動いているけど 言っていることが聞こえません
When I was a child
私が子供の頃
I caught a fleeting glimpse
儚い感覚を覚えました
Out of the corner of my eye
私の視界から消えて
I turned to look but it was gone
振り返ると もう見えませんでした
I cannot put my finger on it now
いまでも それに触わることが出来ないんです
The child is grown
子どもは大きくなると
The dream is gone
夢が消えてしまうんです
I have become comfortably numb
私は気持ち良い 無感覚状態なんです