caffetteria TORAJIRO

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   喫茶とら次郎へ ようこそ!

アナログレコードを引っ張り出して聴いてみるシリーズの第85弾は、クラウス・シュルツェの「ピクチャー・ミュージック」(日テイチク、UXP-677-EB、1976年)です。 本国ドイツでは1974年発売です。

 

 

ぼくがクラウス・シュルツェを知ったのは、本屋での立ち読み中にみつけた男性ファッション誌「Men's Club」に出ていたシンセサイザー音楽の特集記事。 様々なシンセサイザー音楽の当時の旗手が紹介されており、彼もその中のひとりだったわけです。 70年代は今のようにYouTubeで気軽に音楽が試聴できる環境などあるはずもなく、情報源はNHK-FMの「サウンド・オブ・ポップス」「サウンドストリート」または「クロスオーバー・イレブン」のプログレ系を取り上げてくれる番組と、音楽雑誌、レコード店の店頭在庫と無料でもらえる新譜情報広報誌だけでした。

 

 

レコードは小遣いを貯めて、2~3ヶ月に1枚のペースがやっとでしたね。 そしてクラウス・シュルツェを最初に見つけたのが、サンリツ一番町店の売り場。 それがこの「ピクチャー・ミュージック」だったわけです。 いったい仙台で誰がこんなものを買うと踏んで仕入れたんでしょうかねえ。 当時の仕入れ担当者に感謝です。 すでに輸入盤屋は何軒かあったようですが、その存在を知ったのは高校生になって、行動範囲が広がってからでした。 東北大学正門前にあった「ランブル」が最初に入り浸った輸入盤屋さんでしたね。 欲しいレコードも取り寄せてもらえる貴重な存在でした。 シュルツェの2枚目となる2枚組2ndアルバム「サイボーグ」を買ったのもランブルさんでした。 たしか5,300円くらいだったかなあ。 当時の高校生にしては、すごい値段でしたね。

 

 

なにはともあれ、A面全部を使った「Totem(トーテム)」を聴いてみましょう。 ポコポコと動き回るリズムに乗って、ファンタジックなサウンド・スペースが面前に広がります。 あの頃、部屋の照明を暗くして、目をつぶって聴くのが好きでした。 2学年下のハーフの彼女(中学2年生、英語クラブの後輩)と破局して、暗い高校1年生だったのです。

 

 

 

 

びっくり! 中古でもバカみたいな値段がついていますね。