The Pot - tool | caffetteria RAGTARO

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カフェッテリア・らぐ太郎へ ようこそ!

プログレ小僧のぼくも大好きな、アメリカのロサンゼルスのバンド「トゥール」のドラマー、ダニー・ケアリーさんが、アマチュアバンドのライブに飛び入り参加してドラムを叩いていました。 YouTubeにはトゥールのライブ演奏がたくさんアップされていて、観客によるライブ演奏の撮影には、あまりうるさくないようですね。 たぶんバンドの方針としてはYouTubeでライブを観てもらって、たくさんの人にライブを観に来てもらいたいと思っているんでしょうね。 生は迫力や雰囲気が全く違いますからね!

 

 

2006年発表のアルバム「10,000 DAYS」は変なジャケットですよね。 でも面白い仕掛けがあるんですよ。 こうやってジャケットを広げて、レンズを通して覗くと、向こうのけったいなイラストが3Dで観られるんです。

 

 

このアルバムから採りあげるのは「ザ・ポット」です。 歌詞にはポット(pot)という単語は出てきませんが、ケトル(kettle)という言葉が出てきます。 英語にはこういう言い回しがあります。 "That's like the pot calling the kettle black."(ポットを黒いヤカンだと言うようなもの) 日本では「猿の尻笑い」、つまり自分の欠点には気づかずに、他人の欠点をあざ笑う、という意味になります。 ここからタイトルがついたんですね。

 

で、ダニーさんがとあるパーティーで演奏していたアマチュアバンドに参加して、トゥールのレパートリーである「ザ・ポット」をカバーしています。 知り合いのパーティーだったんでしょうか? なんと同じライブ演奏を違う角度で撮影されていました。 1つめは普通に撮れていますが、2つめは撮影者が「iPhoneの具合悪いくて音がヒドイ」とコメントしていましたが、上手い具合にダニーさんのドラムの音に焦点が当たって、難しいリズムを爽やかな笑顔でドラムを叩く彼のテクニックが楽しめます。

 

歌詞も気合い入れて訳しましたよ。 楽しんでくださいね。 女の子のボーカルがイマイチだけど爆  笑 それにしてもダニーさん、カッコイイ!

 

 

 

The Pot

Who are you to wave your finger?
中指立てる あんたは何者だよ?
You must have been out your head
あんたは頭がイカレちまってるぜ
Eye hole deep in muddy waters
泥水の中奥深くの  目玉のような穴
You practically raised the dead
あんたはマジで死者を甦らせたんだな

Rob the grave to snow the cradle
ガキどもを騙しての 墓荒しかい
Then burn the evidence down
そんで 証拠を隠すんだよな
Soapbox, house of cards, and glass
しょぼい演壇 掘っ立て小屋 それと一杯の酒
So don't go tossin' your stones around
おい コカインをばらまきに行っちゃダメだぜ

You must have been high
さぞ 気持ち良かっただろう
You must have been high
さぞ 気持ち良かっただろう
You must have been
さぞかし・・・

Foot in mouth, and head up ass
ドジ踏んだとか イカレてるだとか
So what you talkin' 'bout?
いったい あんたは何を話しているんだい?
Difficult to dance 'round this one
この野郎の前でなんか ふざけてられないね
Till you pull it out, boy
あんたがそいつを引っ張り出さないならな!

You must have been so high
さぞ とても気持ち良かっただろう
You must have been so high
さぞ とても気持ち良かっただろう

Steal, burrow, reefer
泥棒 隠れ家 マリファナ
Save your shady inference
あんたの邪推は引っ込めてろよ
Kangaroo done hung the juror with the innocent
デタラメしやがる法廷は 罪のない陪審員を絞首刑にしたんだぜ

Now you're weeping shades of cozen indigo
おや あんたは詐欺っぽい藍色の泣く陰なんだな
Got lemon juice up in your eye
目の中に レモンの汁でも入ったかな
When you pissed all over my black kettle
俺のことをコケにしやがった あんたは
You must have been high, high
さぞ 気持ち良かっただろう
You must have been high, high
さぞ 気持ち良かっただろうよ

Who are you to wave your finger?
中指立てる あんたは何者だよ?
So full of it
それが精一杯か
Eyeballs deep in muddy waters
泥水の中の 奥深くの目玉たち
Fucking hypocrite
くそいまいましい偽善者

Liar, lawyer, mirror show me
嘘つきや 弁護士や 鏡は俺に教えてくれるが
What's the difference?
何が違うと言うんだ?
Kangaroo done hung the guilty with the innocent
デタラメしやがる法廷は 無実の罪人を絞首刑にしたんだぜ

Now you're weeping shades of cozen indigo
おや あんたは詐欺っぽい藍色の泣く陰なんだな
Got lemon juice up in your eye
目の中に レモンの汁でも入ったかな
When you pissed all over my black kettle
俺のことをコケにしやがった あんたは
You must have been
さぞかし・・・

So who are you to wave your finger?
で 中指立てる あんたは何者だよ?
Who are you to wave your fat fingers at me?
ぶよぶよの中指をおっ立てる あんたは誰なんだよ?
You must have been out your mind
あんたは頭がイカレちまってるぜ

Weeping shades of indigo
藍色の陰で嘆き悲しむんだ
Trapped without a reason
理由もなく罠にかけられた
Weeping shades of indigo
藍色の陰で嘆き悲しむんだ

Liar, lawyer, mirror for you
嘘つきや 弁護士や 鏡はあんたのもの
What's the difference?
何か違いがあるのか?
Kangaroo be stoned
インチキどもの法廷は 固まっちまってたな
He's guilty as the government
あの野郎は お上と同罪だぜ

Now you're weeping shades of cozen indigo
おや あんたは詐欺っぽい藍色の泣く陰なんだな
Got lemon juice up in your eye, eye
目の中に レモンの汁でも入ったかな
When you pissed all over my black kettle
俺のことをコケにしやがった あんたは

You must have been high, high, high, high
さぞかし気持ちが良かっただろうな な な な

Eyeballs deep in bloody waters
真っ赤な水の中 奥深くの目玉たち
You're balls deep in muddy waters
あんたは泥水の中 奥深くの玉ころだな
Ganja? Please!
大麻あるかい? くれよ!
You must have been out your mind
あんたは頭がイカレちまってるぜ

 

 

注)歌詞に出てくるKangarooはオーストラリアでピョンピョン跳ねてるカンガルーさんではなく、Kangaroo courtの略で、デタラメな裁判をやる法廷を指すスラングです。