みなさん、こんにちは。

詩織さんについて一連の報道では

以下のようになってます。

詩織さんは、2015年就職相談のために会っていた

信頼していた男性との会食中に意識が飛び、

都内のホテルでレイプされたという準強姦(ごうかん)容疑で

警視庁に被害届を提出した。

彼女によると、警察の手は届きそうだったものの、

逮捕直前になって謎のストップ。

その後、東京地検は嫌疑不十分で不起訴処分とした。

今年5月に検察審査会に審査を求めた後、

記者会見をして被害を公にしたが、

9月に「不起訴相当」の議決を受けた。

現在は真相究明のため民事訴訟で争っている。




今回の事件は、どこまで真実で、

どこまで報道が正しいのか

個人的には分からないです。

それは裁判中の現時点では当事者でないと分からないと

思うんですけど、

そんな状況で

この事件に関して軽く発言したり、

訴えられている男性のことを

犯罪者だとの前提で発言するのは

おかしいことは分かっているのですが、

それは重々承知の上で書きます。

一般的にレイプ被害を受けたと女性が告発する場合、

そのメリットがかなり考えにくいんですよね。

裁判で勝ったときのお金?

知名度?

あり得ないです。 

私には全く思いつかない。

逆に、公に出て裁判をすることで、

失うこと、大変なこと、傷ついてしまうことなら

いくらでも思いつきます。

好奇の目にさらされるでしょうし、

ネット社会ですから、誹謗中傷、デマ、

くだらない噂などを嫌でも目にし、

耳に入ってきてしまうでしょう。

自分だけならまだ耐えられるとしても、

家族にも心配をかけ

苦しませてしまうんじゃないかと思うと、

詩織さん自身も相当いたたまれなかったと想像します。

それでも、公表し裁判をするというんですから、

私は証拠云々の前に、

訴えた女性の言うことをほぼ全面的に信じます。

この戦いは自分のためだけじゃない、

同じように苦しんできた

または今も苦しんでいる女性のため、

そして今後このようなひどい事件がなくなるように、

相当な覚悟で彼女は立ち上がったんだと思います。

この裁判は早々に勝訴で決着が付くものだろうと

当初私は思っていたんですけど、甘かったですね。

不起訴相当。

驚きました。

日本の司法に失望しましたね。

詩織さんは大丈夫だろうかと心配してたんですが、

氏名を詩織さんからフルネームで公表し、

民事裁判に切り替え、

「Black box」という本を出版しました。

この事件がメディアに最初に出たとき、

私は詩織さんを支援する方法はないかと

ネットで探したんですが、

その時は見つかりませんでした。

だから、先日この本を買いました。

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こういう話は可哀想ですし、読むのもつらいので

すすんで読みたいとは思わないんですが、

そんなあまり読みたくない本を買うのは

初めてのような気がします。

でも、知らない現実や知るべき事実が

書いてあるんでしょう。

頑張ってこれから読みます。

彼女の活動を応援したい人にとって、

これも1つの方法だと思います。

この事件に限らずですが、

女性が様々な事情で訴えにくい、

立証しにくいことに乗じて、

レイプ犯が何食わぬ顔で生きていける社会は間違ってます。

この戦いこそ、ガラスの天井であることを願っていますし、

そのために自分は何が出来るか考えていこうと思ってます。

大きな権力に立ち向かうには、

そうせざるを得ないほどの圧倒的な世論が

最大のパワーになるんじゃないでしょうか。