下流老人 | 今すぐ自分の人生をはじめよう~女性自立応援隊長

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「下流老人」

なんとも差別的な用語

私だったらこの言葉に拒否反応をおこすだろう

ある年配の方から「下流老人」という本をお借りした

私がFPなので読んでおきなさいということだった

先ほどもお伝えしたように

本屋さんに並んでいても「下流・・」に拒絶反応をして手に取ることはないと思う


本の冒頭には

「下流老人」とは決して高齢者を馬鹿にしたり、見下したりする意図はない

逼迫したこの状況を表した造語です。となっているので少し安心した

その本での「下流老人」の定義は

「生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者」とのこと


本を読み進めるうちに引き込まれていった

なぜなら、誰しもが他人ごとではないかもしれないから

生活保護は恥ずかしいから申請できないとか

人に頼れないとか

そもそもその発想もなければ 考えもないというか知らないことが多すぎる


こちらから手を差し伸べなければならない人の多くは

術を知らないために必要最低限のこともできなく苦しんでいる

日本の社会の現状


普通のサラリーマンで退職金や厚生年金をもらっているのにかかわらず10年を過ぎて、

もしくはもっと早くに生活が破たんに追い込まれている人が多いのに驚いた

「こんなはずではなかったのに」と誰もがあり得ることだということを若いうちから

真剣に考えなければならない時代になってきている


考えなければならないことは多い

例えば住居、どこに住むのかいつまで住むのか、生涯いくらかかるか

年金はいくらもらえそうか、退職金はどうか

病気になったら保障はあるか

などなど

とくに将来受けとる為のお金の準備は欠かせない

金利が低い時代定期預金や積立貯金だけではお金が貯まるが増えない

大切な老後の資金をいくら、どのように貯めるのか

本当に真剣に考えなければならない




住居に関しては世代が分かれて住むより、一緒に住む方が助けあえることもある

家をリフォームして長年大事に住むようにしたら次世代は助かるかもしれない

もしかすると、将来、核家族化が減少していくのかもしれない

豊かに暮らすとは何も資金が豊富だということだけではない

皆で助け合って笑って過ごすことだって豊かに暮らすことにもなる

これからの生きかたを考えなければならない時がきた






日本の国と日本人が豊かに暮らすためにできることをたくさんの方々と共有していきたいと思う



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笑顔と感謝と愛 
小田原FP事務所




ひつの問題提起がやがてみんなの豊かさにに繋がることを祈ります