加賀藩随一の大村鷹栖 カイニョ通信 令和6年7月31日号 | 尾田武雄のブログ

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石仏や散居村、郷土史に関する事

 

砺波市鷹栖には大きい神社が二社ある。東の神明社、西の八幡社である。神明社には社に向かって左に大きい石碑が置かれている。そこには「草高三千七百四石五斗 免四ツ四分 鷹栖村 前田藩百万石下随一 御立薮三十一所 慣行永小作権發生也 松村謙三謹寫」とある。草高とは村内でとれる米穀の総高をいい加賀藩下随一の大村であった。免四ツ四分とは、税率四四%をいう。草高が増えた理由は、村の西部の開拓が進んだからである。

 この石碑の前には、中越鉄道(城端線)をつくり、村の偉人大矢四郎兵衛銅像が立っている。