さ、振り返りますよ。
春先にBAMPから万貴音にお話をいただいたのが、
ブルーライブ広島で定期的に開催されている、
「親子ファミリーコンサート」への参加・出演。
このシリーズは今回で9回目の開催で、以前何度か、
万貴音はお客さんとして観たことがありました。
子ども向けイベント、という文章を目にした時、
あなたはどんなイベントをイメージするでしょうか。
簡単で(単純で)わかりやすい感じ?
子どもが楽しんでる姿を、親が微笑ましく観てる感じ?
うん、間違いじゃないです。
ただ、事前に観客として行った自分は、
そのイメージは答えの何%ぐらいでしかない、
と思いました。
めちゃくちゃ楽しいんです。
シナリオ、楽曲、演奏、装飾、全部ワクワクした。
子どもって前情報の蓄積があまり多くないから、
目の前で起こることに対して、とても敏感。
有名人が出てるから凄いに違いない!ではなくて、
ただ目の前にあるものが夢中になれるのか、
あまり興味を持てないか、の反応がすごくダイレクト。
自分が持ってた音や言葉へのこだわりって、
それはそれで大事にしたいものなんだけど、
それがどう伝わるのか、伝えるためにはどうするのか、
について、今までの頭を全部ひっくり返したくなった。
そのぐらいの大きな気づきでした。
で、それだけではなくて、
舞台や衣装の装飾、歌、バンドの演奏も、
すこぶるレベルが高い。
うざいレベルで音の蘊蓄を垂れられる
自分がそう感じたんだから、ね。笑
「音楽は気持ちとテンションさえあればいいんや!」
って気持ちで練習や研鑽を怠ってるタイプの人も、
この世界にはやっぱりいると俺は思っていて、
(そういう要素が自分に皆無だとは言い切れないけど)
そこは自分の目指すとこではないな、
こんな風にみんなでどこまでも磨いて、
あらゆる面を高めていくものが好きだな、
と感じたイベントだったのでした。
そういうことをお客さんとして感じたものに、
自分たちにお呼びがかかった。
ファミリーコンサート、台本のある舞台、
歌のお兄さん/お姉さん、は未体験ゾーン。
自分たちの持ってるもの、貢献できるものと、
自分たちの思い。それらを取り出して並べて、
「やらせてください」とお返事しました。
しばらくして、届く台本の第一稿と、フライヤー。
そして、楽曲リストと、出演者一覧。
台本のタイトルは「ゆめふるからふる」。
おやこファミリーコンサート「ゆめふるからふる」
【歌】
BAMP(にかもとりか、木村キョウ)
藤江潤士
万貴音(中原万貴、小田貴音)
【演奏】
ギター:福田康作
ベース:田中翔太郎
ドラム:山口陵
キーボード:すみまいこ
【バルーン】
ゆめふるバルーン(PIKA、クルット)