もち地獄 | フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

若い頃に戻りたいなんて、全然思いません。人生は夕暮れ時からが楽しい。
音楽を通じて、出会った素敵なエピソードを綴ります。

世間では正月休みが明けたばかりなのに、この土曜からいきなり三連休って方もいるでしょう。

けれども昨日は勤務でした。そうそう休んでばかりじゃいられません。(ひがみか?)

高齢者福祉の相談機関に勤務しています。昨日もいつものように出勤し、気だるさを抱えながら書類を作っていると、電話が鳴って隣の同僚が受話器を取りました。

「おだしょうさん、○○さんから電話です」

高齢者サロンを自ら運営する、92歳の女性からでした。

「新年おめでとう!お昼にいつもの集会所でサロンやるから。ぜんざい作るけん、食べにおいで」

ぜんざいか…餅は苦手なんだけれど、ぜんざいなら食べられるから、行きます!と返事をしました。



「さあ、集会所へ行くで!」

正午近くになり、若い職員連中と出かけました。

集会所には、いつものメンバーがずらりと揃っています。

席に着いたら直ぐにお碗が出てきて、中身に目をやると…

これは一体、ぜんざいなのか…

モチがてんこ盛りにされ、小豆がまるで見えません。

まあ一杯だけならどうにかなると、かぶりついたのです。

モチはなかなかに旨いのです。それもそのはずで、この辺りは旧くからの農家が多く、自家製の餅米を杵でつくのですから。

さらっと平らげて箸を置こうとしたら、後ろから手が伸びてきて、お碗を奪われました。

わるい予感がします。

予感は的中し、また小豆の見えない、モチがてんこ盛りのお碗が出てきたのです。

二杯目はキツいな…

そうは言っても、食べないわけにはいかないから、どうにか平らげました。

そうしたらまた直ぐにお碗が奪われ、さっきよりもモチてんこ盛りのぜんざいが、出てきたのです。

三杯目はさすがにキツい。でも、食べなきゃならない。もう必死でモチにかぶりつくしかありませんでした。

背後に気配を感じて振り返ると、ぜんざいに誘ってくれた92歳の○○さんがいました。

「あんたはモチが好きじゃねえ!もう一杯いきんさい」

いいや、好きじゃないしもう無理です!そう断りましたが、一緒にきた若い連中が、○○さんにこう言ったのです。

「ウソですよ。おだしょうさんは、本当はモチが大好きなんです!遠慮してるんですよ」

「あぁ…」

その後どうなったかは、ご想像の通りです。


モチはカロリーが高いんだよな…。ご飯に換算したら、余裕で十五杯は超えてる…。

今朝の体重は、昨日の+2kg。

さようなら(@_@)/~~~