財津さんの復帰を待っています | フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

フォークシンガー「おだしょう」〜夕暮れ時は楽しそう♫

若い頃に戻りたいなんて、全然思いません。人生は夕暮れ時からが楽しい。
音楽を通じて、出会った素敵なエピソードを綴ります。

Tulipが45周年ツアーの完走を前に、残りの公演を全て中止した。

財津さんが体調不良を訴え、大腸ガンが見つかったからだ。

Tulipは僕にとって、若い頃のBGMだった。それは単なるBGMではなく、人生のBGMとして存在していた。



心地よいメロディーと、抜群のコーラスワークに心酔したこと。

どうしても「青春の影」の弾き語りをしたくなって、放課後の音楽室に忍び込んでピアノに向かったこと。

思い出はたくさんある。

僕は今でも、折に触れてはTulipをきく。

それは懐かしさに浸るためではない。

自分がどこから来て、そして今を生きており、これから先どこへ向かうのか。

そんな思いに耽るとき、Tulipを聴く。

安倍さんがいなくなって、Tulipは終わったと思っていた。

でも、今回まさかの復活をしたことで、メンバーの今を強く感じた。

Tulipの音楽は僕にとって、今の自分を俯瞰し未来の自分を組み立てる大切な道具として、存在している。

財津さんの復帰を、心から待っている。