今日の昼間、久しぶりに道場に出て若い衆に稽古をつけた。
懐かしい感触に、全盛期の頃のイメージが頭の中をよぎる。
俺はまだまだいける。そう思ったのが無謀だった。
相手の懐に飛び込むべく、思いっきり前に踏み込んだところ、右アキレス腱に激痛が走り、その場で引っくり返って動けなくなった。
とうとうやってしまった。ついに、アキレス腱を切ったと思った。
救急車を呼ぼうとする若い衆を制し、嫁さんに連絡をつけ、車椅子で整形外科に連れていってもらった。
医師の診察は容赦がなく、荒っぽい触診に悲鳴をあげた。
いろいろいじくり回されたり、検査をされたりで結局、アキレス腱は断裂してはいなかったものの、かなり酷く筋を損傷しており、ギプス固定をされてしばらくは松葉杖の生活になってしまった。
不自由極まりない。これでは生活にも、仕事にも差し支える。
第一、車が運転できないし、ましてや通勤に使うバイクにも乗れない。
明日からのことを考えたら、どうしようかと思うけれど、何とかするしかない。
若い衆に張り合わなきゃよかった。
後の祭りだけれど、こうなっては仕方がない。
年には勝てないことを自覚した。(*_*)
皆の衆、自分の年を自覚しよう。俺のようになったら、大変だぜ。