前の記事の続きです。
熊野神社を出てから、金澤園というカフェに行きました。
そのカフェは、前に買った横浜と鎌倉のガイドブックに載っていて、気になっていたところ、熊野神社に近かったという。
ということで、熊野神社から歩くこと数分。
住宅街にこんなトンネルがあり、さすが山の多い横浜と思いつつ。
写真で見ていたので、すぐにそれとわかった金澤園。
なお、ガイドブックなどでは「澤」と書かれていたので、私も「金澤園」と書きます。
看板が出ていないと、初見ではカフェと思わないかもね。
かわいいお花とふくろうさんたちがお出迎え。
靴がいくつか見えたので、先客が何名かいるみたい。
日曜日だものね。
中に入ってから伺ったので、後から撮ったりしたけれど、写真を撮ってよいか伺っています。
他のお客さんが写らなければよいとのこと。
そういうことを聞いたからか、私が建物を目当てに来たとわかったのか、店員さん曰く「立ち入り禁止以外の所は、是非見てください。お風呂場もぜひ。」とのこと。
なぜかお風呂場推しという。
それにしても、さすが元族亭。
金澤園の歴史については、こちら。
かわいい小物に和む。
とてもよい雰囲気。
予約をしている方は左に進むとのこと。
私はそうではないので、右のこちらから店内へ。
最初、ここを開けてよいのかちょっと躊躇してしまった。
なもので「すみません」と言いつつ入店。
オーダーと会計をしたときに写真を撮ってよいか伺ったので、まずはこちらからパチリ。
店内がどこもステキなので、テンションが爆上がり。
お客さんを避けつつパチリ、パチリと。
本当はもっと撮りたかったけれどね。
ここにもふくろうさんがいる。
この天井といい、照明といい、めちゃくちゃよい雰囲気。
自然の形をした梁がまたとてもステキ。
天窓がある。
暗い古民家に対して、照明などで店内を明るくしているよう。
ワンちゃんの絵がある。
カフェのインスタを見るとワンちゃんの投稿がたくさんあるし、ワンちゃん用品も置かれているので、犬好きの方のカフェのよう。
会計時に、席は1階か2階のどちらがよいか聞かれ、私は2階と答え。
できれば2階が見たくて来店したわけで。
そして、こちらに案内されました。
もう、扉を開けてもらった瞬間から驚き。
こんなに見晴らしがよいとは。
このガラス戸の造りも素晴らしい。
このとき私以外は誰もいなかったので、一番人気という窓側の席へ。
以前の写真を見ると、ガラス戸の全体に緑が広がっていたようだけれど、今は崖崩れの対策かこういった感じ。
それでもこれは絶景。
うっとり。
お座敷にあるひとつひとつが興味深い。
たまらない。
なんだかリッチな気分。
料亭に遊びに来たみたいで。
テンションが上がりまくっていたので、もう順不同というか、目についたものをあちこち撮っています。
この襖の松の絵、素晴らしい。
こういう照明も気になる。
オーダーしたものがくるまで、2階をざっと見てまわり。
階段の柵も味わい深い。
空いていたし、立ち入り禁止の張り紙がなかったので、他のお座敷もちょっぴりお邪魔して。
こちらは与謝野晶子が書いたもののようで。
上のは「冬柏」というタイトルで「金澤風景」を書いている。
下のは「横濱貿易新報」という新聞の「金澤の一日」という記事。
化粧室の扉にも趣がある。
日差しがとても明るいお座敷。
明かり取りの窓が扇形。
再び、通されたお座敷へ。
やっぱりいいわぁ、この風景。
タイムスリップしたみたい。
タルトセット。
バナナのタルトとクルミのタルト。
飲み物はアイスコーヒーを選び。
このグラスもかわいい。
コーヒーも味わい深いので、こだわりを感じる。
氷がグラスに当たると「カラン、コロン」みたいな音がして、風鈴のような心地よい音が響くという。
氷の形も均等ではないのが面白い。
バナナとクルミのタルト。
見た目もかわいい上に、それぞれの食感が楽しい。
カリッとしたり、しっとりしたりと。
しかもバナナもクルミもしっかり感じて、とてもおいしい。
クルミが見えにくいので、こちら側からも。
タルトとコーヒーにまた癒されて。
私がここを貸切状態にしているのも、本当に贅沢だし。
食べ終わっても、またウロウロして撮っちゃったりして。
会計済みなので、ゆったりした気持ちもあって。
いかにも料亭にありそうな…って、私は料亭に行ったことがないけれど。
あちらのお座敷は、出窓のように少し庭の方に出ている。
すごくいい。
お座敷を出て扉を閉めようとしたら、足元の蚊取り線香に気づき。
こちらもいい感じ。
1階へ降り、こちらも見てみよう。
金澤園が描かれている周辺地図。
ここは化粧室。
私は基本、お手洗いは撮らないけれど、ここは撮ってしまった。
だって、これだもん。
ステキすぎ。
簾戸も。
再び廊下に出て、立ち入り禁止の手前で見えたこの車もすごい。
流し場にはステンドグラスのような窓が。
昔の金澤園は、かなり広いレジャー施設だったようで。
この階段は登れないので、ここでパチリ。
部屋側の灯りの影が、絵になっている。
木枠もガラスも独特。
入ってきてすぐに見えた所。
金澤園の前身となった料亭「満月」の写真。
金澤園の上棟式(昭和4年)の写真。
店員さんが推していたお風呂場はどこなんだろうと探していたら、こちらに。
開けてびっくり。
またステキな洗面台。
高いんだろうなぁ。
脱衣室の雰囲気もさることながら、チラ見えしているお風呂場も気になる。
棚ひとつにしても、味わいがある。
店員さんが推していた理由がわかった。
なんて鮮やかでカラフルなステンドグラス!
暗く撮れたので、撮ったものを明るくしました。
天井もすごい。
色使いもいい。
タイルの壁画もタイルの浴槽もタイルの床も、全部がいい。
岩みたいなのも。
シンプルな空間に並んだシャワーもいい感じ。
和風かと思いきや、家は洋風のようなタイル画。
このタイルもかわいいんですけれど!
もう、どこを見てもこだわりを感じる。
帰りはこちら側から。
天井も照明も見逃してはいけない。
でもって、入ってすぐに見える正面を振り返ったりして。
あ、これは入るときには気づかなかった。
呼び鈴のような。
違うのかな。
港町っぽいデザインもよき。
こちらも気づかなかったという。
行きは建物が見えて、テンションが上がったからか。
めちゃくちゃよいカフェでした。
終始眼福だったし、おいしいものをいただけたし。
店員さんは親切だったし。
お風呂場を推していた意味が、本当にわかったし。
こちらに来て大正解。
なお、こういった記事もあります。
他にも絶賛する記事を見かけ。
そう書きたくなる気持ち、よくわかります。
ではでは、こちらはこの辺で