理想と現実(ひかりとやみ)展 | ちょっとしたこと

聡太郎くんが出展するとのことで、彼が所属するアトリエの展示会「理想と現実(ひかりとやみ)展」に一昨日行ってきました。

 

今回は道路沿いにこのポスターが貼ってあって、よかった。

前回は迷いに迷ったからね。

今回は四ツ谷駅から数分で、驚くほどスムーズに到着。

 

 

といっても、開場の5分前くらいに着いてしまったので、入り口はまだ開いておらず。

 

 

このドアが見られたのはよかった。

ちこらがたくさん貼られているし。

傘立ての横のちこらが「ハロー♪」って言ってるのに気づいたし。

中から何やらお話ししている声が聞こえたし。

聡太郎くんの声もね。

 

 

開場とともに私が初日で一番のり。

写真を撮ってよいか伺っています。

 

 

ちこらの歴史が紹介されている。

拾われたワンちゃんだったのね。

名前の「…こら」はいたずらをして怒られて命名されたとか。

 

 

入るとすぐに物販コーナーが。

なぜかお守りが売っている。

 

 

 

こちらのアトリエの作家さんたちの作品が、壁沿いに展示されてる。

今回のテーマの「ひかりとやみ」のように、相反する作品が並べられていたり。

 

 

左下の6つの絵、すんごく小さいの。

よく描いたと思う。

手先が器用すぎる。

 

 

 

セーラー服を着た女の子の絵は、作家さんたちみんなで描いたそう。

 

 

松本えつを先生の作品と新刊を中心に展示されている。

ちこらもたくさん。

寄って見るとかわいいだけじゃない、不気味なちこらもいる。

 

 

こちらが新刊の紹介。

 

 

 

この夜と昼のような風景画、その対比がいいな。

 

 

 

 

こちらにもセーラー服を着た女の子が。

「大丈夫…」という言葉には、いろんなニュアンスがあるという。

 

 

シークレットゲストのコーナー。

 

 

この小さなスペースに地球の誕生や大自然を感じる…というのは、私の感想で、作家さんの意図はわからないけれど、引きつけられた。

 

 

 

こちらが聡太郎くんの作品。

ご本人にいろいろとお話しを伺いました。

 

 

新刊で、聡太郎くんが担当したのはヘンゼルとグレーテル。

一番上の2枚は、やぼったさがかわいいヘンゼルとグレーテル。

背景のおかしの家はAIで描いたもの。

 

その下の2枚は、愛犬のおもちくんをイメージしたもの。

左のは、おもちくんがカラフルになったらいいなというイメージで。

そのことを聡太郎くんから聞き、私は「本人(犬)には見えにくいよね」と言ってしまった。

身も蓋もないことを言って、ごめんなさい。

 

その下のモノクロのは、聡太郎くんの頭の中にあったイメージ。

文字が書かれていたりする。

 

 

背景が赤と青の絵は、なんとなく前作のEGGの世界を彷彿する。

 

 

リアルな少年と少女の絵は、AIで描いたもの。

背景は聡太郎くんが描き。

一番上の絵と逆バージョン。

 

イーゼルに飾られている2枚は、左がゲキチョッパーで右がジャベルのイメージなのだそう。

ヒーローとアンチヒーローという。

 

他にも画材や文房具について聡太郎くんとお話ししていて、ふと上を見たら天井近くに時計が。

ぶっちゃけ見えにくいので時計の機能は果たしていないけれど、よい雰囲気。

 

 

コンクリート打ちっぱなしの天井に他にも飾りがあって、独特の世界観があり、さすがアトリエと思った。

 

こちらが新刊。

 

 

こういうおとぎ話を違った解釈でお話にする場合、なんとなくドロドロした暗い流れになりそうと思っていた。

タイトルの「光と蔭」の「蔭」がそれを予感させたし。

 

それはいい意味で裏切られた。

原作の陰湿な所を逆手にとったというか。

現代風にアレンジしてあったりと。

 

ちょっとしたきっかけで、展開は変わる。

そのきっかけが人だったり、物だったり。

そういうメッセージを感じたりもして。

それぞれの世界がつながっていたりと。

余韻も悪くない。

 

物語の書体もいい感じ。

よくある明朝体とは違い、味のある、ちょっとクセのある書体。

特にひらがなの「は」と「き」がかわいい。

 

こちらの本を購入したら、このポストカードが付いていました。

聡太郎くんが描いたヘンゼルとグレーテル。

略して「ヘン・グレ」って、なかなかの妙ちきりんな響き。

絵も文字もインパクトがある。

 

 

こんなやぼったい少年少女が主人公のお話って、そうそうないよね。

ぷっくりとしたほっぺとかも。

そこに意味を感じたりもして。

 

それぞれの作品から熟考されたものを感じたり、一方でストレートに表現したものもあり。

作家さんたちのつながりも感じたりと、アトリエのほんわかな空気に触れたような温かさを感じる展示会でした。

 

 

ではでは、こちらはこの辺でクローバー