今日は、久良岐能舞台で催された「新春 灯篭まつり」を観に行きました。
横浜芸者と神楽がコラボした楽しい舞台で、灯篭まつりというのは、庭園内の灯篭の灯りを楽しむといったもの。
ということで、15時半頃には庭園の灯篭が点いていました。
私はここの灯篭が灯っているのを初めて見ました。
普段見るお庭とは、雰囲気が違って見える。
なお、上演中は撮影禁止とのこと。
演じるのはこちらの方々。
里神楽の方は代表の方のサイトです。
演目はこちらに紹介されていました。
鶴舞宝門付
休憩時間にはお座敷遊びの「とらとら」
地唄舞「たぬき」
里神楽「神剣幽助」
まずは、原三溪が作曲した「濱自慢」を披露してくれました。
その曲については、こちらの記事で動画でも紹介されています。
濱を意識してか、青い扇子を使って芸者さんたちが舞ってくれて。
腰を落として舞うのって、大変そうなんて思いつつ、初めて見る芸者の舞に興味津々。
その後、小学校低学年くらいの男の子が「かっぽれ」と歌いながら、舞ってくれて。
その男の子が舞台に上がった瞬間、客席から「かわいい〜っ」といったオーラがあふれてきて。
小さい子が頑張っている姿って、たまらんよね。
続いて、久良岐能舞台の館長のご挨拶。
灯篭が竹製ではなくなったのは、いろいろと面倒だったからと本音を話してくれたりと。
そして、鶴舞宝門付が始まり。
お正月らしいとても賑やかな舞台でした。
七福神が出たり、獅子舞が舞ってくれたり、その獅子舞と芸者との掛け合いがあったりと。
その掛け合いでは、某お菓子メーカーの商品名が出たりと。
その辺が現代風でコミカルなので、和やかに見ていたら、なんと二体の獅子舞のうち、小さい方は小学校高学年くらいの男の子が演じていました。
お菓子はちょっとした伏線でもあったような。
ラストに演者が客席に降りて、観客のみなさんに飴を投げたり配ったりしてくれたので。
そんな感じで、芸達者な方々にひたすら感心するばかり。
七福神は弁財天以外はみなさんお面をつけているのに、表情が伝わってくるように見えたりして。
お面だからこそ、いい意味で現実離れしていて、神々しく見えたりもして。
年寄りで白髪なのだけれど、めっちゃふさふさでロン毛のおじいさんが二人いたのは、ロックだなと思ったりもして。
二人とも神様なんだけれど。
他の演目についてもたくさん感想があるけれど、文章では伝えにくいので、ざっくりとした感想を書くとすれば。
踊って歌って、はじけて、面白いトークもできて、本当にみなさん芸達者と思いました。
ブラボーって感じ。
意外な経歴の方もいらしたり。
フルート奏者が横笛を吹いたりして。
身体能力もすごい。
きつねやたぬきの動きでは、めっちゃ跳ねるし。
また、マイクなしでみなさんの声が通るのもなかなか。
演者さんたちは終始ニコニコしているけれど、かなりのハードワークだと思う。
休憩時間には、観客参加型のお座敷遊びの「とらとら」をして楽しませてくれたりと。
「とらとら」についてはこちら。
こんなあっさりした感想では申し訳ないくらい、濃密な舞台でした。
帰り際には、こうして写真を撮らせてくれたりと。
玄関先には、虎之助くんもいて。
写真を撮ったら、顔を上げてくれた。
なにこのサービス。
それとも「なに撮ってんのよ」と思ったのか。
また、玄関を出てもこうして楽しませてくれたりと。
サービス満点。
雨も止んで、灯篭の灯りが幻想的にお庭を照らし。
竹の灯篭もあるのね。
舞台での幻想的な余韻が残りつつ。
幻想的な道を歩くという。
芸者や神楽は、私には縁遠い世界かと思っていたけれど、意外と親しみやすいということがわかり、こちらの推し物に参加できて本当によかった。
ではでは、こちらはこの辺で