20回目の自主稽古と、他人事じゃないマクベス | レギンス・マリーのBecause it’s my life.

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Act×Bake×Cycle×Dance…時々一目惚れ♪

今日も、おつかれさまです。

 

ここ数日は、有給休暇も含めて、いつもより若干お休み多目で・・・

 

せっかくですので、今日は、20回目の自主稽古に行って来ました。

 

今日は「マクベス」から、マクベスの台詞を中心に、いつもより範囲を広げて練習しましたが・・・

 

悪役、悪漢として扱われることもあるマクベス。

 

でも、本人は最初から後ろ暗い企みを抱いていたわけではなく、「3人の魔女」と「妻(マクベス夫人)」の言葉に唆(そそのか)されて、主君殺しの大逆に手を染めてしまいます。

 

人並みの功名心や出世欲は持っていたかも知れませんが、3人の魔女や妻によって、それが増幅され形を変えて行く。

 

主君殺しを躊躇(ためら)ったり、やってしまったことを後悔したり、罪悪感に耐えられなくなったり、かと思うと虚勢を張ったり、魔女の言葉にすがって希望を持とうとしたり、劣勢に陥ると悪態をついたり・・・

 

それを惨めだとか、自業自得だとか、そういう受け止め方もあるかも知れませんが、マクベスの台詞を声に出して読んでいると、自分はマクベスのことを嗤(わら)えないなという心境になりました。

 

マクベスの持つ欲とか弱さは、程度の差こそあれ、多くの人の中にもあるんじゃないでしょうか。

 

最後にはマクベスが討たれて終わる「マクベス」ですが、単純に悪が討たれて良かったというだけの作品ではないと思います。

 

今日は範囲を広げてやったことと、自主稽古の回数も重ねたことで、今までと違う感覚が芽生えました。

 

そう考えると、自主稽古もあながち無意味ではなかったかなと思います。

 

いずれにしろ、今までで一番「マクベス、面白い!」と思った一日でした。