深い森のみどり色の朝 -15ページ目

深い森のみどり色の朝

人間界の涙は、まだ夜が明ける前の森の中に朝露になって降りてくる。夜のうちに、漆黒の魔法使いが呪文を唱えてくれるからね。 ぼくは、その朝露を瓶に詰めて、シャンプーを作る。特に六月の早朝に。

                
昨日は双子座満月。 日が落ちる頃から魔女は何度も空を見上げた。  山の月夜は騒がしい。 魔女家の娘たちも、言わずとも今夜はちょっと訳が違うことを察している。
 
月から詠んだ魔女からのメッセージは、”己を知る”。 自身のちょっとした思い癖や行動の傾向、そんなことに気付くといい。 瞑想だとか、特別なことなんてしなくてもいいからね。 素直に気が付き受けとめる。 そんなことから何かタガが外れて自由になれる。そんな月の波動でした