世の中「前向きに考えろ」とか「ポジティブにね」といったアドバイスを受けるけれど、
実はそれは他人に言われることではない。度し難い感情をどうするかは本人が決め
るべきなのだ。でないと大変なことになる。人(特に日本人)は感情を押し殺すことが
美徳とされ、現に小さな頃からそういった教育を受けてきた。そうして大人になったと
き、それだけでは対処しきれない(あり得ない)ジーさんバーさんに出合って絶句す
る。感情は魂の言葉なので、表現することにはなんの罪悪も感じなくていい。感情
を押し殺した時に起きる原因と結果を箇条書きにすると、
・「羨望」>押し殺すと>「嫉妬」
・「泣くこと」>押し殺すと>「うつ」
・「怒り」>押し殺すと>「憤怒」
になり、押し殺す前の原因の段階だったらごく自然な感情で表現してしまえばさっさ
と忘れることもできたものを、押し殺したあとの結果の段階にはもう手遅れで下手を
すると国までをも滅ぼしかねない。だから、新しいメッセージとしては、
「感情は表せ」
ということだ。たとえば、私が傷つく第一位としては
「太っている」
ということで、言う相手にとっては何の気なしの挨拶程度らしい。これに憤慨して
「なんだと、お前なんかチビ(私は背が高い)でハゲでブサイクじゃないか!」
と言ってしまうと関係に取り返しがつかない。世の中ではデブはよくてブサイクは言っ
てはいけないらしいが、この辺は私にはわからない。どちらも傷つくにちがいないと
思うが、デブは努力で変えられるがブサイクは生まれつきなのでダメらしい。もっとも
カーリー西條が「修道院の粗食の女性でも太っている人はいるし、私は胆嚢の手術
をしてから太ってしまったのだから仕方ない」といったことを言っていたので、遺伝な
んかもあるからほっといて欲しいものをおせっかいはいるもんだ。
さて、解決法だが、もしこの相手と長く続く関係なら自分が傷ついたということを素直
に言えばいい(これは昨今のいじめ教育でも使われていた)。相手もバカではないか
らあなたの「地雷」に気づくだろう。バカなら仕方ない。職場や学校、家庭環境を変え
るしかないね。わたしも実際ジムでこういった経験をした。エレベーターに乗ろうとし
てた男性のあとに続いて、
「すみません」
と言って乗ったら、
「あれ?歩かないの?俺なんか痩せてるからいいんだぜ」
と初対面の相手に言われた。相手はサーッとエレベーターのドアから出て行って、今
度は違うジムの女性をからかっている。わたしは悔しい思いを胸にしばらくジムで身
体を動かしていたが、いてもたってもいられず相手がアレイをあげているところへ
行って、
「あんた、失礼だな。」
と簡単に言った。その間、(なんだと、身体のためを思ってジムに来てるんだ。初対
面の相手にここまで言われる筋合いなんかないだろぶつぶつぶつぶつ)と長い文章
で相手をとっちめる方法も考えたが、シンプルが一番だと考えた。すると、
その相手は、
「え?!なにが?!」
と言った。さらにわたしはシンプルにはシンプルを重ねて、
「あったまきた!」
と言って去って行った。このあと30分ほどトレッドミルの上を走って気分は壮快だっ
た。相手がしばらくして去って行ったのが見えた。
ただ、これには後日談がある。この相手に次の日に会った。すると相手が近づいて
きて、
「ねぇちゃん、悪かったな」
と言ったのだ。げげ、反省したんだ!?と目からウロコである。私はわたしで
「いいえぇ、わたしのほうこそ」
と言って気持ちよくその場を去った。これはこれでいいのだけれど、エネルギーも
いるし相手が切れるタイプの場合は諭してもどうしようもない。
だからもうひとつの解決法は、頭に来たことをすべて相手にぶちまけるので
はなくてカラオケの個室でもいいし自分の部屋に戻ってからでもいいから、ムカつく
ことを言葉で表現する(言葉を発するのがここでは大事)よう努めること。すると、
あら不思議。なんだかスッキリ。これってわたしだけ?!
とにかく試してみてよ(ただ、これを誰かが聞いているとあなたに二面性を見て
驚くかも。ま、二重人格の影をみて相手が手のひらを返してくるのも予期せぬ効果
かもね)。
では、またね~。