「話し聞こか?」
「うん。聞いて欲しい」

田舎があると言ってたのは
祖父母宅だった。

その祖父母宅に母親も一緒に住んでいる。

でも母親は「育児能力に欠ける人」だった。
話しをきくと知的発達の問題があるようだった。

たまに家に戻ると母親はいるが
会話が出来なくて、あまり関わらなかったそうだ。

まぁ、こう言う場合は
母親が意識的に育児放置しているのでもないし、祖父母も母親と孫を育てる事が厳しい状態だったのかもしれない。

施設に入ると言う選択は
ゆぅママのことを考えてのことだったかもしれない。本人もそれは納得しているようだった。

施設での生活は、就寝起床。
掃除。いろいろな面で厳しかったようだ。
その厳しさは社会生活をするには
必要だったとゆぅママは言った。


しかし、悪さをすると
体罰は当たり前で
職員に手を上げられることもあり
そう言う力関係が、子どもたちの中にも浸透していて、強くなければやられるという危機感から
とにかく誰よりも強くならなければ!
と、思っていたんだそうだ。

そのことが、施設で手に負えないと
転院することになるほどだったとのことだった。


目の前にいるゆぅママは、2年間の付き合いの中でみて来た姿からは、想像つかなかった。

続く…










今年は、学校や園のプールもない模様。
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