内科的検査に始まり、結局、胃と小腸のバイパス手術を受け順調に回復してきている老父。
術後18日目に妹と私も同席で主治医の面談があった。老父担当の看護師さんも同席
バイパス手術の経過が良好であるおはなしから始まり「事前にいろいろたくさん受けてもらった
検査で、ね、もやーっとした影があると言っていたのですが、今回の手術で、一部、組織を採って
顕微鏡でみたところ、よくない結果がでまして… … …」主治医が言い淀んでいると、
「癌、…ですか?」老父自ら発言。「はい。」静かに答える主治医。サッカー長谷部選手似。
信じたくはないが、ああ、やっぱりやっぱり、そうだったかぁ~という感じの、妹と私
「更に病理検査中で、詳しいことがわかるまで、まだもう少し、時間がかかるんですが…
…驚かれましたか?」いたわるように言葉をかけてくださる主治医に「いえ、驚いていません」
口数の少ない老父がはっきりと言う。「もう、80年も生きてるんですから」笑顔だ、笑顔だよぉー。
実は30数年前に胃潰瘍で胃の一部と十二指腸の一部を切除しているんだけれど
「…昔の癌が、出てきたんですか?」とまで、言うではないかっ。ひぇー
「え、えーっと、お父さん、ずーっと、胃潰瘍と言ってたよね???」「違うかったん?んー?」
妹とふたりして訊ねると、とぼけた表情をしつつ、押し黙る老父…マジ
「ん~っと、ん~、…それは、ちょっと、なんとも…」答えようがなく苦笑いの主治医。
「そうですよね、病院だって違うんだし。今更…、よ、お父さん?」「そうかぁ?」「そうよ!!!」
「で、今回見つかった癌ですが、」本題に戻す主治医
「お腹の広い範囲にあって、手術して取り除くという方法はとれません。
ですから、選択肢としては、抗がん剤でいくか、経過観察しながら対処法でいくか、なんです。」
結局、詳しい病理検査の結果を待って、老父の決断に委ねることに。
ああ、しかし。しかし、だ。一昨年始、妹に乳がんがみつかり、同年末には私。続いて、老父。
親子揃って全員で闘病生活突入。…〝家族性〟にもほどがあるんじゃないかぃ
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