不破聖衣来さん京都の10000mには出場しましたが、故障は治ってないようですね?

あの時、ピップエレキバンみたいな物を体に沢山付けていましたが、”わぁ~、痛み取れてないんだ”と思いました。その時の走りは前半が様子見で、中盤は一旦後退、後半は独走で優勝。

しかし、聖依来さんの走り方では有りませんでしたね!

彼女は、負けん気が強いのか後半無理をしたように感じます。

結果、悪化したのかもしれません。

高校時代も故障で2年棒に振っているので今回もその程度かかるのかもしれません。

 

 

不破聖衣来さんの故障履歴

高校生時代 左足のシンスプリント

シンスプリントは主にランニングなどによって、ひらめ筋や後脛骨筋、長趾屈筋などの筋肉や筋膜が繰り返し引っ張られることで、すねの内側にある脛骨の骨膜が炎症を起こして痛みが生じます。

過労性脛部痛、脛骨疲労性骨膜炎、脛骨過労性骨膜炎と呼ばれることもあります。

特に陸上競技(中・長距離走)や、バスケットボール、サッカーなどの走ることが多いスポーツで足の疲労が蓄積したときに発症しやすく、中学生や高校生に多くみられます。

 

発生要因

①   走る際に、ふくらはぎの筋肉(ヒラメ筋・長趾屈筋)が引っ張られたり、擦れることなど。

②   足を着く際に、足にかかる体重の衝撃を吸収する能力の低下。

③   扁平足や回内足などの足の形態異常

などが考えられますが?良く解ってないようです。

 

情報が少し古かったようです。(1/13追記)

最近の高分解能MRIでの観察からシンスプリントと疲労骨折は関係がある事が解って来たようです。

ランニングやジャンプで脛骨にストレスがかかり続けると最初に ①骨膜の炎症・肥厚が起こります。更に進むと ②骨髄に出血・浮腫が起こります。最終的には ③骨皮質に異常像・亀裂が起こります。

現在では、①の段階ではシンスプリント ③の段階では疲労骨折 ②の段階では異常が一部ならシンスプリント、異常が骨髄の全体に広がっている場合は疲労骨折と判断される様です。

 

シンスプリントは疲労骨折の初期症状の様です。

 

主に成長期の病気と言えますが年齢と共に発症者は増えていきます。

 

聖依来さんは、左足は着地時に足首が左右に触れるので右足と比べ筋肉の緩急が大きかったためかもしれません。が、疲労骨折の前兆だとすると振動の応力集中かぁ。

 

大学生に成ってから 坐骨回りの痛み 

2022年1月の全国都道府県対抗女子駅伝後に座骨を痛め、その後に右足アキレス腱の周囲炎により3月まで静養。

5月日本選手権を右梨状筋故障による調整不足で欠場。

 

故障の本命と思われる?

梨状筋症候群とは

深層外旋六筋の1つで、仙骨から骨盤の中を通って、大腿骨大転子の上端に付いている筋肉で、股関節の外旋運動(股関節を外に開く・座って足を開く動作)を担う筋肉です。

 

梨状筋は坐骨神経の通り方が4種類有るようです。

坐骨神経と梨状筋との関係

A: 坐骨神経が梨状筋の下を通っているタイプ                            90%

B: 坐骨神経が2本に分かれ1本が梨状筋を貫通しているタイプ    7.1%

C: 坐骨神経が2本に分かれ梨状筋を跨いでいるタイプ                2.1%

D: 坐骨神経が梨状筋を貫通しているタイプ                               0.8%

聖依来さんは、中々かい改善しないのでB~Dの特殊タイプかもしれません。

 

梨状筋症候群の原因

運動のしすぎで梨状筋を酷使していたり、運転などで長時間座っていることで殿部を圧迫させ筋肉にストレスを与えますが、この時特に梨状筋は影響が大きく出る。

 

聖依来さんは、運動のし過ぎは有り得るかもしれませんが、色々なサイトを見ても長時間座っている事の方が発生する様に書かれています???

 

聖依来さんの原因は、もっと別の所に有るのではないか・・・

 

機械の故障では、例えば疲労破壊は応力集中によって起こります。又、共振させると実験段階ですぐ破損してしまいます。

人間では、疲労破壊は、骨なら疲労骨折、筋肉なら炎症かな?では共振は???

聖依来さんのホームはとても綺麗です、特に右足はブレも有りませんので正確にリズムを刻んでいます。もしこれが原因で着地の振動が骨或いは筋肉の共振していたとすると背を伸ばすか、速度変える(共振点をずらす)必要が有ります。

遅くするのは論外なので、当面1500M~3000Mの競技で速度を上げ共振点をずらすことを行ったらどうでしょうか?

 

又、疲労破壊は殆どの場合エッジや傷内部欠陥で応力集中が起きて破損します。しかし、繰返し有る一点に力が加わっていると破損します。昔織機を開発していた時代、緯糸を通した後カットするハサミがカムの時代は何年も持ったものが電磁カッターにしたと同時に耐久性が著しく落ちてしまいました。

この原因は、電磁カッターは電子制御なので常に同じところ(歯の一点)で切っているためにそこだけ摩耗していました。カムの時代は上手い具合に分散していた様です。

 

聖依来さんの場合も、精密制御の様にリズムを刻んでいるのでブレの無い右足は特に着地時の振動がたまたま梨状筋に蓄積して炎症もしくは硬化を起こしているのではないでしょうか?リズムは変えられないので靴の踵の構造で力を周囲に分散してはどうでしょうか?

靴メーカーに相談してみてはどうでしょう。着地時の力を緩和ではなく分散です。

 

技術屋なので、そちらの見方で考えてみましたが素人ですから参考にもならないかもしれません。

しかし、治らないと言う事は、今までの手当てが間違っている事でもあります。一考に成れば幸いです。

出来たら、大腿骨と脛骨のランニング時の微振動を太腿と脹脛に送受信機を取り付けて計測してみてはいかがでしょうか?

 

1/14追記
不破 聖衣来さん全国都道府県対抗女子駅伝は、不参加でしたね。田中希実も欠場で目玉の二人が参加せずで寂しくなりました。

不破 聖衣来さんについては、症状は解るが”根本原因が解らない”ので対処療法に成っているのではないか・・・・・

計測器も計測方法も進歩しているので物理的な面からアプローチして欲しいいですね。


前回10000m疾走時、色々併発しているみたいです?

 

 

不破聖衣来さん遅くなりましたが

・5000m 関東学生新記録

・10000m関東学生新記録・日本学生新記録

2021世界ランキング13位(30分45秒21)として世界50傑突破賞を受賞


男子部エースのラジニ選手(36位)と一緒に記念撮影

 

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不破聖依来選手の故障について調べてみた。その1

 

以上です。