パキスタン国際航空(PIA/PK)は現地時間5月22日、パキスタン北部のラホールから首都カラチへ向かっていた国内線PK8303便(エアバスA320型機、登録記号AP-BLD)が、カラチのジンナー国際空港付近に墜落したと発表した。乗客91人と乗員8人(パイロット2人、客室乗務員6人)の計99人が乗っていた。事故原因は明らかになっていない。
イジャズ・アフマド・シャー(Ijaz Ahmad Shah)内相は、機体に技術的問題が発生したと説明。機長は着陸前、エンジン1基が機能不全に陥り、救難信号を発していたという。
▼墜落時の飛行映像
映像が貼り付けられなかったので下のリンクをクリックしてください。
Crash Moment of Pakistan PIA Airlines Airplane in Karachi - Plane Crash Pakistan
事故機は、着陸をやり直した後、2回目の着陸を試みていたが、着陸間際に機体に不具合が発生したとみられている。パキスタン国際航空は、技術的な不具合の詳細を、「証拠品の回収、分析後でなければ立証できない」として、明言を避けている。
まだ詳細が分かりません。
この機体は、
1. 着陸モード時には、コントロール系と片側エンジンがやられていた様です。
2. 墜落1分前には、電源系が消失の為か地上との通信が途切れている。
パイロットが、エンジンを失ったと言っている。このため電力ダウンが起こった?
3. 目撃者によると墜落前は滑空している様に見えるとのこと。
管制官が指示した3000ftに達していないのでこの時エンジンを失った可能性大?
4. 2本の滑走路は、着陸の準備が出来ていたの着陸しなかった。
着陸装置が、スナッグ(snag)していたとも?
5. 飛行動画から、機体のコントロールは手動で辛うじて行えたようですが、推力不足で滑走路に届かなかったようだ。
墜落機の履歴等
墜落機(Airbus A320-214,no.2274)は16年前の2004年に初飛行。中国東方航空(CES/MU)がリース導入していた機体で、リース会社へ返却後の2014年からパキスタン航空が運航していた。
中国東方時代の登録記号はB-6017(ボーイングとエアバスで2機登録されている)。
エンジンは、CFM製CFM56-5B4(120kN)を搭載していた。
乗客名簿
以上です。