北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、金正恩朝鮮労働党委員長が25日、「新型戦術誘導兵器」の威力を示すための発射に立ち会い、直接指導したと報じた。低高度を飛行し、迎撃が困難だと強調。25日朝に日本海に向けて発射した短距離弾道ミサイル2発を指すとみられる。韓国の軍部勢力に「厳重な警告」を送るためだとし、最新兵器の導入や軍事演習を中断するよう要求した。産経新聞
写真で見る限り5月の2発と同じ様ですね。
但し到達距離は、600kmとロシアのIskander-Mの公証500kmより100km長い。
燃焼炎も、固体燃料独特の白煙で白さからかなり高温ではないかと思われます。
何処からこんな高性能な固体燃料を入手したのでしょうか?
飛行軌道、
迎撃ミサイルの射程外を、マッハ4~5で上手く滑空して目標直前で高度を上げ落下スピードプラスさせて垂直に突っ込む、いやらしいミサイルです。
韓国もロシアからIskanderを導入し玄武2B作っているので、性能は熟知しているはずですが、これには相当驚いているようなので玄武2Bは劣化版かもしれませんね?
公開されているIskander-M(2006年から運用)より性能が上がっている?
追記15:30
ベネット氏は「通常、弾道ミサイルは射程距離を500キロ以上とするには頂点の高度が100キロは必要だ」と前置きした上で「今回北朝鮮が発射した弾道ミサイルの頂点は50キロだったにもかかわらず600(690?)キロ飛行した。これは飛行中にエンジンが再点火され、燃料が追加で供給されたことを意味する」朝鮮日報
これは、ひょっとしてKh-47M2 Kinzhalキンザルの地対地版?
ロシアが供与?
キンザルのノズルカバーを外せば、全長7.2m、終末制御可能な二段ロケット?
韓国が、新型と言っている理由?
Iskander-M とKN-23の違い
1つ目は、固体燃料モーターの上部を越えて伸びる細長いケーブルレースウェイ。
左:ケーブルレースウェイが見えるロシアのIskander-M。
右:KN-23のケーブルレースウェイはミサイルのさらに上まで伸びている。
NK-23は、通常弾頭と核のデュアルシステムの可能性が高い。
※核弾頭の場合、核のペイロードを先端の制御系まで外部から迂回する必要が有る。
2つ目はKN-23を飛行中に操縦できるようにする下部のジェットベーンの違いです。
左: Iskander-Mミジェットベーンとそれに関連するアクチュエータ、
右:KN-23のベースには大きな違いがあります。飛行軌道の違いの為?
追記15:30
どちらかと言えば、キルザルに近い?
KN-23の推定パラメータ
直径: 0.95m
長さ: 7.5m
総質量: 3,415kg
燃料質量: 2,530kg
乾燥質量: 835kg
ノズル面積: 0.3m2
燃焼時間: 36s
比推力(ISP): 264
推力: 180kN
ペイロード: 500kg
参考
北朝鮮から見たら・・・。
これを毎年されていた。
ただし、韓国からこれらの計画が北朝鮮に渡ったらしい?
以上です。
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