自動繰糸機の動画を探していたら、こんな動画を見つけました。

最近テレビを見なくなったので気が付きませんでした。

 

北朝鮮の製糸工場の動画です。


この「時事通信の動画」が一番生活環境などの状況を映し出しています。
他は、少し色がついているか? な!
製糸工場として良い環境です。プロパガンダ用としても?

 

北朝鮮には、当社の機械が一桁ですが導入されています。

私が検査に移動に成ってすぐ、北朝鮮向けの検査を行いましたので49年前ですかね?

酷い目にあいました。

嫌な思い出です。

 

出張検査を先輩から検査方法を教わりその通り検査していたのですが、クレームを受けてしまいました。最初は給繭器で、当時の技術課長に、「どんな検査をしていたんだと」随分攻められました。

その内クレームがどんどん拡大していき、最後には椿本のチェーンまでクレームに成ってしまいました。総額3000万円!最終的にはもっと掛かっていたかもしれません。

私が関わった所が、1800万円ほど

 

北朝鮮は、当社から派遣された2名のパスポートを取り上げ人質に取って交渉です。

 

損な訳で給繭器は、設計変更して新規に送り、部品も相当数送ったのではないかと思います。

詳細は、若輩者でしたので解りません。

全て社内的に解決するまで2年掛かりました。

技術課長は、次長に昇格し最終的には事業部長に成った人です。

でも、目を合わせるたびに毎回どこでも呼び出され怒られていました。

今ならパワハラです。

お陰で十二指腸潰瘍に成りましたが、意地でも出社しました。

 

この時に思った(悟った?)のは、

❶ 何も悪い事はしてなくても、不幸は襲い掛かる。

❷ 周りの人みんながよそよそしくなる。関わりたくないオーラ?

❸ 裏切られても怒らなくなりました。完全には信じなくなったのかなぁ?

 

精神的に持ちこたえたのは、何だと思います?

          ・

       ・

YUIいつ勝てることで勝負したから・・・。

       ・ 

なんと、年齢です! これなら絶対私が勝てる。私の方が会社に長くいる。

       ・ 

こんな事で、気持ちは保てたのです。 考え方ですかね?

今に見てろ  です。

 

人質に成っていた人たちが帰って来てから聞いた話ですが、どこの国でもクレームをつけられ部品を要求された様です。要するに補用部品を買える金が無いので技術者を人質にして補用部品をせしめる?ことをしていた様です。

 

輸出は、この時の一回きりです。

こんな国に輸出してはいけません。

 

どうせ、イミテーションを作られるだけです。

中国で、補用部が全く売れないので調べてみたら、イミテーションだらけでした。

持ち帰った、イミテーションを検査しましたが品質は悪く共使えなくはないレベルでした。

今はもっとうまく作ると思います。当時でもソコソコです。

 

両国への輸出は、大安売りの技術援助と同じです。

何度やられているのでしょうか?

 

日本は、無防備

 

縄文人の遺伝でしょうか?

 

以上です。

 

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