ICBM大陸間弾道ミサイル DF-31/31A/31AG(東風31 CSS-9

 
            

 

DF31は、固体三段式大陸間弾道弾である。SLBMであるJL-2と共通兄弟関係にある。そしてCZ-11共そっくりと言われている。 DF-31NATO報告書CSS-9)は、DF-4大陸間弾道ミサイルの後継機として、1980年代半ばに開発を開始した。1999年に公開された。DF-311,2段が外径2mで3弾が直径1.5mと少し狭くなっている。射程は8000kmCEP:300m)全長13.5m、直径22.25m2007年に射程を11000kmCEP:150m)に延ばした改良型のDF-31A(CSS 10 Mod 2)が配備された。その後機能向上型としてDF-31AG2015年に試験が行われ2017年に公開された。この機種は中国新世代ミサイルと思われる。DF-21DDF26そしてこのDF-31AGは、ミサイル制御や再突入弾頭等共通化していると思われる。31AAG3個のMIRV弾頭でAGは各個別々の目標を狙える。

 

 

 

起動ユニット

DF-3131Aのミサイルは、8輪のトレーラーに牽引された大型キャニスタに搭載されている。DF-31AGは、8軸のTELTransporter Erector Launcher)で機動性を高めている。また、DF-31は、完全に垂直な方向に立てられていないTELから発射されたと指摘されていますがDF-31は潜水艦発射弾道ミサイルと共用なので最初の試験は角度をつけたのではないかと思われます。

発射はDF-21DDF-26同様「コールド・ローンチ」方式である。

 

 

 

ミサイル

DF-31は、慣性航法システムを備えた3段式の固体推進ミサイルである。DF-31ミサイルは、長さが13.5m、直径が2.25m、発射重量が42,000kgと考えられている。弾頭アセンブリは、1 MTの核弾頭1個、またはので、2090150 kT34個の核弾頭を収めMIRVユニットそしてクラスタ弾頭、化学弾頭など。ペイロードは1,0501,750 kg容量を持っている。ミサイルはおそらく、慣性誘導, GPSシステムを含む様々なナビゲーションシステムを採用している。精度は約300m CEPと予想されているが、サイロ発射ミサイルの精度は100m CEPTEL発射ミサイルの精度は150m CEPであるとのいくつかの報告がある。DF-31ミサイルの射程は8,00011,700キロメートルと推定され、

 

 

ガイダンス

DF-31は、恒星とGPSシステムを備えた慣性航法システムを使用しています。

DF-31A&DF-31AGは、慣性誘導,恒星天測航法,衛星航法GPS補正誘導など

詳細はDF-21D及びDF-26を確認願います。

 

モビリティ

DF-31/DF-31Aミサイルは、ZX-TJ 2000ターボディーゼル8 x 8トラックトラクターで牽引されたHY4430セミトレーラーに搭載されています。DF-31AGは、8軸の泰安トラックTELTransporter Erector Launcher)を改造したものと思われる。

 

 

 

構造:三段式固体燃料ロケット

全長: 13.5 m16m(発射装置含む)

直径: 2m 又は2.25 m

発射重量:42,000 kg
射程:8,650 km (DF-31)11,200 km (DF-31A) 13,000 km (DF-31AG)
CEP
300m (DF-31)150m (DF-31A) 10m(DF-31AG)、サイロ 100 m
ペイロード: 1,050-1,750 kg
弾頭: 核出力1 MTの核弾頭1個、もしくは3-5個の2090150 kT(選択可能)MIRV弾頭
エンジン:固体燃料エンジン

誘導装置: 慣性誘導,恒星天測航法,衛星航法(AG)GPS補正誘導(AG)

開発: Academy of Rocket Motor Technology(ARMT)

 

以上です。

今日は

こちらは雪です。すでに25cm程度積もっています。
大雪ですこのまま降ると今までで一番になるかも?

暫くぶりに軍事関係です、適当な情報が無くて困りました!

ただ収穫もあって民生の固体ロケットとかなり共通部分が有りました。

そちらは比較的情報が開示されていました。ただ軍用とは微妙に違うので多くは載せませんでした。

 

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