大陸間弾道弾 火星14号 Hwasong-14 KN-20
Hwasong-14は、最初の発射が2017年7月4日ロフテッド軌道で打ち上げられ、高度2,802km、水平距離933kmを39分間飛行2回目の発射2017年7月28日ロフテッド軌道で高度3724.9km、水平距離998kmを47分12秒間飛行した。
通常軌道で発射された場合の射程は9,000kmから10,000kmで、アメリカで2番目の人口を抱える西部(西海岸)のロサンゼルスの他、デンバーや3番目の人口を抱える中西部のシカゴ(分類上は中西部だが位置的には東海岸寄り)をも射程に収めたと考えられている。
このミサイルは、火星12号の拡大バージョンです。
7/24:動画追加
予想図と飛行距離
① 一段目の液体燃料エンジン
エンジンは、HS-12と同じRD-250x1基とバーニヤエンジン4基で推力464kNを発生する。
火星12号より径が拡大したのでバーニヤエンジンがその分外側に移動している。
② 二段目の推進モーター
HS-13 2ndStageで使われていた4D10Vx2基
③ 弾頭について
ペイロードは500~600kgで十分な容積を持っている。
以前金正恩の視察写真のバックにHwasong-14の詳細図が有ったので水爆を格納している。
火星14号の 仕様
全 長 :19.5m
弾体直径 :1.7m
重 量 :33.8トン
弾頭重量 :500~600kg 高性能炸薬、熱核爆弾(単一弾頭)
射 程 :6700-10000km以上
CEP :4000m以上
飛行高度 :通常軌道787km ロフテッド軌道3720km
制御システム :慣性誘導
エンジン :2段式液体燃料 一段目RD-250+バーニア エンジンx4 推力464kN
二段目 4D10Vx2
燃料 :ハイパーゴリック推進剤 非対称ジメチルヒドラジン (UDMH)-四酸化二窒素
移動発射台 :MAZ ベースの車両
火星14号もっとやばいミサイル???予測。
① 一段目の液体燃料エンジン
主エンジンがRD-250でサブがバーニアエンジン4基で同じ
② 二段目の推進モーター
ハイブリッド固体ロケット・エンジン、分割ポートノズルデで排気が絞られ強力推力を産むと思われる。と予測している。
尚、写真は北極星1号の物と解りましたので無視願います。2017,12,16修正
緑色の部分は、コールドスタートの装置部分です。
打ち上げ映像に黄色いキャップが落ちたところが映っていた。
MIRV弾頭ではノーズコーンは花びらの様に分離するようにキャップを噴射する、その操作を行ったのではないかと推察できる。
弾頭は、2006年に小型の4キロトンを開発しているので、その後の熱核の固体を追加すれば可能である。
以上です。