最近の北朝鮮のミサイルは、この旧ソ連が開発した水中発射弾道ミサイルR-27で使われていたエンジン、

4D10系とRD-250系でシリーズ化しているようです。

4D10系が火星10号と火星13

RD-250系が、火星12号と火星14号そして火星15

そして、固体燃料計の北極星1号(潜水艦発射用)北極星2号(地上発射用)北極星3号(地上発射用)

日本に影響するのは、このほかにスカッドER(射程1000km)と火星7号(射程1300km)が存在します。

日本は、中距離弾道弾や大陸間弾道弾をロフテッドで狙われたら今の日本には防ぐ手段が有りません。

落下スピードと迎撃スピードが違いすぎます。それに高度 届きません。

北朝鮮は、資源国(特に貴重資源の宝庫)で日本の統治時代は工業国でした(南朝鮮は農業国)したがって開発の仕方とかは旧日本軍の開発方法を踏襲していると思われます。韓国の開発と比べると北朝鮮はちゃんと手順を踏んで開発しています。

日本の報道機関は、まともな報道はしてくれません、ネットで調べるしかないのです。

今回は、4D10系の一番小さいやつ

 

IRBM 火星10 ムスダン KN-7

北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ムスダン」はロシアの水中発射弾道ミサイルR-27を原型とする一段式液体燃料で射程30004000kmと推定され、北朝鮮から発射された場合はグアムのアメリカ軍基地を狙う事が出来ます。

KN-7は、一段式液体燃料弾道弾である。

弾頭には、650kgの高性能炸薬、生物、化学、核などを搭載できる単一弾頭である。
誘導部分は、慣性航法装置、自動操縦装置など。

胴体は、燃料のUDMH(非対称ジメチルヒドラジン)タンクと、酸化剤である四酸化二窒素タンク、燃料と酸化剤を混合して噴射するターボ・ポンプ、および主ロケット・エンジン(4D10)1基。

飛行制御は、2基のバーニア・エンジンによる推力偏向により実施される。

ミサイル後部には格子状安定翼8枚が装着されており、発射前に展開され発射直後の安定に使われている。

発射後は、事前にプログラムされた目標に向け、飛行方向、速度を調整、所定の条件に達すると、ロケット・エンジンを停止させる。この後は、再突入体(弾頭)を分離、与えられた運動エネルギーにより、弾道飛行して目標に向かう。
最高高度は500kmを超え、大気圏再突入時の速度は秒速約4km(音速の約12倍)以上である。
高速度で落下してくる再突入体の迎撃は困難で、統合された弾道ミサイル防衛システムを必要とする。

R-27潜水艦発射弾道ミサイルの特徴として、全長が短い、推進剤タンクは仕切り板で仕切られ、メインエンジンもタンクに埋め込まれている。潜水艦の発射筒から射出、空中で点火できるように、強度があり、安定尾翼がない構造。

2基の姿勢制御スラスターロケットエンジンによる制御で、命中精度が1300mです。

核や生物兵器そして毒ガスの場合、命中精度は精密制御の必要はない、充分な精度である。

潜水艦用なので、点検整備が簡単で、命令後、10分で発射できる。

小型軽量、2段燃焼サイクルエンジンで燃費が良く、1段式ロケットにもかかわらず射程が3200-4000kmと言われる。推進剤は事前注入も可能である。

 

 

ムスダン BM-25

重量x全長x直径 :  12,000kg12.5m1.5m

射程 精度    :   3,2004,000 km CEP1,300m

弾頭          : 核弾頭12-50kt生物弾頭化学弾頭

炸薬量      : 650-1,200 kg

エンジン           : 液体燃料ロケット  4D10型

推進剤      : 非対称ジメチルヒドラジン 赤煙硝酸

誘導方式        : 慣性航法装置

発射プラットフォーム :    輸送起立発射機(MAZ-7916

 

 
金正恩さんは、意外と情報公開してますよね。

以上

 

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