キルヒホッフの法則

*      第一の法則
回路網上の任意の分岐点において、総流入電流の和と流出電流の和は等しい。
1つの分岐点に出入りする電流の代数和は0である。

 

I1+I2+(-I3)+I4 +(-I5)=0

∑Ii  =  0

 

*      第二の法則
回路網上の任意の閉回路を一定方向にたどるとき、電源の起電力の総和と、電圧降下の総和は等しい。
網目の中の各分岐路の抵抗と電流の積(RiIi)の代数和は,網目の中にある起電力の代数和と等しい 。

         R1I1+(-R2I2)+R3I3 = V1+(-V2)

             ∑RiIi  = ∑Vi

          V2, R2 R4の回路では、R2I2+R4I4 = V2

 

最近は、専用殆ど使わなくなっています。

回路の計算をするときや故障等があると解析するため必要になります。

但し電子回路等では、消費電力を少なくする為微弱電流で回路を動かしています。

従って回路の中で壊れるようなことは殆どありません。

トランジスタが入ると駆動電流が足らなくて回路が動かないことは有ります。

問題は、I/Oと電源回路です。(故障すなわち燃えてしまうので!)

ここは、しっかり計算する必要があります。

その場合は、ルヒホッフの法則、重ねの理、テブナンの理などを使って解析を試みてください。

電気の専門家が詳しく書いていますのでそちらを参考にしてください。

例えば、https://www.jeea.or.jp/course/contents/01301/

など

 

導体と不導体

*    導体と不導体
物質には、電気を通しやすい導体と電気を通しにくい不導体がある。
不導体は、物質内の原子核と電子の結びつきが非常に強く、物質の抵抗値が高いために電気が流れにくい。
物質の抵抗は、長さに比例し断面積に反比例する。
  物質の長さを2倍にすると抵抗は2倍になり、断面積を2倍にすると抵抗は1/2になる。

 

 *    導体(電導体)
   導体は、電気抵抗が非常に小さく、電気を非常によく通す。
     銅、鉄、アルミニウム、金、銀、黒鉛、炭素

 

 

  導体(絶縁体)
   不導体は、電気抵抗が非常に大きく、電気をほとんど通さない。
     1.固体(ゴム、雲母、磁器、ガラス、セラミックス、合成樹脂)
     2.液体(鉱物油、純水)水に海水等の不純物が溶け込むと電気をよく通す。
     3.気体(空気)空気に強い電圧を加えた場合は、放電現象が起きる。
 
無理に覚える必要は有りません、必要になれば結果として身に付きます。
但し”確かこんなのがあった”と思い出せる程度に頭の隅に置いておいてください。