電気とは?
電気の持つエネルギーを直接利用したもの
電力を熱あるいは光、運動エネルギーなどとして用いる。
例:モーター、ヒーター、蛍光灯など
電気とは Ⅰ
電気とは?(用語の定義)
陽子:原子核を構成するもので,正電気+をもっている。
電子:原子核の外側をまわり,負電気-をもっている。
自由電子:原子から離れ,物質中を自由に飛び回っている電子。
帯電:物質が電気をもつこと。
電荷:帯電した電気。
電気量:電荷のもつ電気の量で,単位はクーロン[C]。
1個の電子の質量 m = 9.1093897×10-31 [kg]
1個の電子の電気量 e = 1.6021773×10-19 [C]
電位とは?
水位に相当する電気的な高さを電位とよぶ。
海水面を水位0(ゼロ)と言うように,大地の電位を0(ゼロ)としている。
l 電 圧 【単位:V】
電圧:電位差の事
1[V]は,1[C]の電気量が2点間を移動して1[J]の仕事をするとき,この2点間の電位差をさす。
起電力:電位差を生じさせる力。
l 電 流 【単位:A】
電線の断面を単位時間に通過する電荷の量の事をいう。
電線の断面をt秒間に1Cの電荷が流れるとき、
I=Q/t
I=電流(A)、t=時間(秒)、Q=電荷(C)
の式で表される。
l 直 流
電気の流れる方向が、時間に関係無く一定。
蓄電池(2次電池)に貯めておくことができる。
よく使う乾電池なども直流です。
l 交 流
電気が流れる方向も大きさも、周期的に変化する。
1つの山と谷のカーブの波形を1サイクル。
1秒間のサイクル数を周波数という。
電気の流れる方向が1秒間に50回変わったら、50Hz。
l 交流の実効値(V)
=最大値÷√2 =最大値×0.707
交流の最大値(Em)
=実効値×√2 =実効値×1.414
交流電圧100Vの最大値
=100×1.414 =141.4V
豆知識
感電
感電は、様々な要因によって人体に電流が流れて傷害を受けることをいうもので、電撃とも呼ばれています。電流は、身体が水に濡れている等の電気抵抗が低い場合に流れやすい。
感電による人体の反応
下図は、国際電気標準会議が公開した人体反応曲線図で、 交流電流が人体を通過した時の反応を示している。 50mAの電流が人体に流れた場合、通電時間が3秒以内であれば、心臓から血液を送り出せなくなる心室細動の恐れはないが、50mAを超えると心室細動を起こして死に至ることを示している。
50mAなら1秒まで、100mAなら0.5秒以内に電流を遮断すれば、心室細動や死亡する恐れはない。
このため、50mA秒が安全限界に定められている。
感電対策は、電気を心臓に通さないことが重要です。
両手でつかむことが最も危険です。
どうしてもヤラナクテハならないときは?
最悪片手なら、火傷や痛い思いをしますが心臓には電流が通りにくい。