二上山の麓で書くものぐさ日記 -4ページ目

同じような日々


同じように流れる日々の中で

どれだけの事に気がついて

いくつの物を発見出来るか


過ぎ去った昨日と変わらなく見える

今日という日の中で

何気なく転がっている

何かが変わるきっかけを

見つける事が出来るか



同じような日々の中で

大好きな歌


 久しぶりに聴く大好きな歌は

 枯れた大地に降った雨


 心にどんどん染み込んでいく

 僕を形作るとても大切なもの


記憶のしくみ


 楽しい思い出だけあればいいのに

 そんなふうに考えてしまう


 楽しい記憶だけ残したくても

 忘れてしまうのは

 辛かった記憶を消し去る為

 弱い心を守る為


 楽しかった瞬間を何回も思い出そう

 忘れない為に

 明日に向かう一歩にする為に

あぐらの中心


 昔

 呼んだら屋根の上から降りてくる

 小さな家族がちょこんと座る

 指定席


 今

 喧嘩した後

 ごめんねの意味を込めて

 息子を座らせる


 あぐらの中心

他人事

 所詮は他人事

 
 事情も分からない

 理由も分からない

 本人や当事者や関係者の

 痛みも 辛さも 苦しさも

 分からない

 分かるはずがない

 
 ただ ただ 心配が募る

 出来る事なんて無いのに


 出来る事が無いから

 ただ 心配してしまう


 関係なんてない

 所詮は他人事なのに

 それなのに