二上山の麓で書くものぐさ日記 -5ページ目

節目


  別れの日だったり

  年を取らない誕生日だったり


  年に数回

  節目を超えていく


  その日そのものを忘れる日が

  来るのかも知れない


  記憶も少しずつ

  なくなっていくのかも知れない


  でも

  一緒に過ごした時間は無くならない


  少しずつ無くなっていく

  大切な思い出を抱いて

  また今年も

  一つ年を重ねる

魂の行方

 体から離れた魂は何処へ行く


 想いが有ればそこにあるのか

 思い出す時そこにいるのか


 思いびとが居なくなれば

 空に帰るのか

 
 今は何処にいるのか

 いつまでそばにいてくれるのか


 何処にいってしまうのか

違う方法

  自分は自分

  それは分かっている

  分かった上で 変えてみたい


  違う視点で物事を見て 

  違う意識で感じて

  違う方法で表現したい


  今の自分のやり方と

  また違うやり方と

  両方とも持ちながら


  そんなふうに思うのは

  ちょっとだけ くやしかったから


ある夏の日


夏の昼下がり

涼しいところを探して

猫と一緒に

贅沢なお昼寝

ささやかな願い


親は子の健やかな成長を願い

子は親の末長い健康を願う


そんな当たり前でささやかな

願いが叶う世界でありますように