こんばんは。
機械技術者「おだぐ」です。
今回から何回かにわたって私とボーカロイドというテーマで記事を書いてみます。
これまで私は長めの文章を書く際には自分なりの話の流れや時系列の順に文章を綴るのが常でありましたが、今回その方法を破ってみます。
つまり起承転結の「結」、時系列であれば「今」から語ってみます。
で、今回は懐古Pさんのお話。
要するに2014年9月の時点で私の中で最も熱いボカロの話題は懐古Pさんなのです。
懐古Pさんのボカロ作品を目にしたのは竹熊健太郎さんの「電脳マヴォ」での以下の連載です。
■懐古Pのボカロでポン!
http://mavo.takekuma.jp/title.php?title=40
2014年4月10日後進の「くだんの件について」が初遭遇。
↓
https://www.youtube.com/v/YYDpXUdsQe0?autoplay=1
最初っからかなりの勢いでかましています。
明らかにそれまでに鑑賞したボーカロイドの世界とは異質です。
初音ミクは一応登場しますが、全然ミクミクしてません。
というか初音ミク無しで成立する楽曲と映像表現です。
この後も懐古Pさんは独特かつ昭和の匂いのする世界を展開していきます。
その表現の広がりも多様ですし、「チープな作り」と捉えられても仕方ないくらいの表現を堂々と繰り広げます。
ちなみに私の中での不動の名曲第一位はこちら。
『仕事に行きたくないブルース 唄・氷山キヨテル』
(更新:2014-07-07 )
↓
https://www.youtube.com/v/lgMlKd2_Big?autoplay=1
懐古Pさんのすごいところは近年のボーカロイドの「近未来的テクノロジーの匂い」という流れに対して、表現の上ではある種の昭和ノスタルジー的なものを持ってきている。
要するに「歌謡曲」です。
これは実はボーカロイドの表現の幅を広げています。
「ああ、そうか。ボカロってこういう表現にも使えるんだ~、へ~、」
という静かな驚きを覚えます。
3DCGで踊るボーカロイドたち、アニメのオープニングのようなポップな表現。
それらがボカロ界隈に溢れた今日、懐古Pさんの独特な世界、ボカロって要するにツールでしょ?
とでも言わんばかりの世間の動向を無視した活動。
この「ツールが描く世界の幅」を広げる試みをこんな切り口でやってしまった懐古Pさんが、自分的に今一番注目のボカロPなんであります。
恐ろしいのは、懐古Pさんの真似や後追いは相当難しい。
作品を視てもらえれば分かりますが、ネタ作りのための調査・編集・演出等々をかなり緻密に計算してやっています。多分楽しみながら。
ボーカロイドが音楽の可能性を広げたのだとしたら、既にボーカロイドの幅を広げるムーブメントは起きているし起こせる時期に来ています。
懐古Pさんはその一人だと言っても言い過ぎではないと思います。
是非一度、と言わず何度でもご鑑賞いただきたいです。