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【本日のテーマ】
作詞: 長戸大幸
作曲・編曲: 織田哲郎
1991年2月14日リリース
Mi-Keのデビューシングル
織田哲郎 :
今日はMi-Keの「想い出の九十九里浜」です。
これは 1991年 …もうほとんど30年近く前ですね。2月14日に発売されてます。
この曲はですね、ぶっちゃけ言いますと、全然別にあの〜、「人に歌ってもらう」とかまともに「リリース」とかするつもりもなく、遊びで作ったんですよ。
私の部屋にですね、初めて「 多重録音 システム」というものを作っちゃいまして。
今だったら、パソコンどころか、下手するとスマホでもできちゃうような事なんですけど。
その頃だと、多重録音って大変だったんですよ。で、確かねえ…8 mm ビデオのテープだか、DATだったか、なんだったか…まぁどっちにしても、もう過渡期のもので、どっちももう無いですけどね。そういうものに、なんか8chくらいする、多重録音するシステムっていうのが…その当時で結構、それなりにしちゃいましたけど。それで、ちっちゃいミキサーとかこう色々揃えて、で、自分ちで、やり出したわけですよ。
それまではね、やっぱりスタジオでしか出来なかった事っていうのが、全部自分の部屋でできるようになって。打ち込みも、それまではもう、だいたい人任せでやってたのを「自分で #打ち込み もやろう」っていうことで。一日中…まあ楽しいんですよ、遊んでるわけです。
楽しいと思ってやってるわけですよ。
で、打ち込んで…多重録音色々重ねてっていうことの、「遊びの一環」としてですね、なんとなく私が子供の頃の、60年代の グループサウンズ とか、グループサウンズに影響を受けた 歌謡曲 みたいなものっていうのを、遊びで作ってたんですね。
それをまあ…「Mi-Keでやろうよ」ということになったのが、この「想い出の九十九里浜」でして。
ただですね、その時自分としては「楽しく遊んでる」って言うつもりだったんですけど、やっぱりね…一日中機械と一人で触ってるというのがストレスだったんでしょうね。
ある日、ふっと後頭部を触ったら、ここら辺の毛が、もう結構なサイズで無くなってて…いわゆる「 円形脱毛症 」ってやつですね。
それ以来、恐ろしくなって、私はとにかく「一人で機械を触る」ってことは、極力しないようにしました。…という私の「想い出の 九十九里浜 」でした。
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