【織田哲郎 LIVE TOUR 2019】猪突猛 SING! SING! SING!
10月19日(土) 大阪 BIG CAT、10月20日(日) 名古屋 ReNY limited、10月25日(金) 日本橋三井ホール
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【連載情報】毎週金曜日発売『夕刊フジ』でコラム「あれからこれから」掲載中。
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ダイアモンド✡ユカイがボーカル、織田哲郎が、自らもギタリストとして参加するロックバンド
「ROLL-B DINOSAUR」https://www.roll-b.com/

【本日のテーマ】
「BREAK OUT! 」
作詞・作曲・編曲:織田哲郎
1996年6月5日リリース
相川七瀬の4枚目のシングル
スリムビューティハウスCMソング
 

【こちらから動画でご覧いただけます】

https://youtu.be/EZCJLbc9adA

 

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織田哲郎:

というわけで今日は、相川七瀬の「BREAK OUT!」。1996年6月5日発売です。

これはね、「相当面白いもん作ったな」と思うんですが。

この当時はまだ、ギリギリ、「デジロック」という言葉もない頃ですね。

相川七瀬が一番先頭切ってデジロックていうものを、色々模索しながら作ってたっていう気がしますけれども。

ただですね、デジロックっていうのは要するに、打ち込みでロックのをオケ作るということに限らず、デジタルであるがゆえに、今まで聞いたことのない、より「かっこいいロック」っていうものを作ろうとしていたわけですけれども。

この「BREAK OUT!」っていう曲に関しては、オケはそれなりにデジデシした部分もありつつ、モチーフがやっぱりこれ、60年代のゴーゴーミュージックなんですよね。

「ドド・タタ・ドド・タ、ドド・タタ・ドド・タ」って、ぶっちゃけダサいぞ?っていう…ま、「ダサいんだか、かっこいいんだか、おしゃれなんだか、ギリギリだけれども、普通ダサいじゃね?」っていうあたりだと思うんですよ。

それをですね、デジデジした部分とかで、無理やり押し出し強くして…なんでしょうね。「なんか、かっこいいんじゃないかコレ」みたいな、面白い空気感が出てると思うんですが。

音楽っていうもの…。人が心地いいと感じるものっていうのはね、そんなにもう、「本当に100%新しいもの」っていうのは、絶対にないわけですよ。

それはやっぱり、「何かと何かを組み合わせる」っていうことの中で、その組み合わせの妙として、そこにまた新しい快感が生まれる…というものだと思うんですけどね。

「こっちの感動とこっちの感動」みたいな自分の中の蓄積を結びつけることで、今までにないものができる。というもんだと思うんですが。

確かにね、何でしょうね、この60年代ゴーゴーミュージックなデジロックって、あんまり他で聞いたこともない、面白いものが、なかなか作れたんじゃないかと思いますが。

あとこの当時の 「BREAK OUT!」のPV、 久しぶりに見てみたんですけどもね。

相川、輝いてるね。この頃、やっぱりスゴい!

(TimeOut)