【オダテツ3分トーキング】

このまま君だけを奪い去りたい/DEEN

 

織田哲郎:

というわけで今日は、「このまま君だけを奪い去りたい」。

これについて喋ろうと思います。

 

これは1993年の3月10日発売すねえ。俺の誕生日の1日前でございます。

この曲は、ま、私の曲の中でも、一番オーソドックスなタイプな曲と言っていいんじゃないかな。

私いろんな曲作る時に「飛び道具」も持ってるんですが、そういう飛び道具一切使わない、極めてオーソドックスな曲。

コード進行的にも、その中で動くメロディー的にも、極めてオーソドックスな曲。

 

それを、DEEN池森くんが、これまたね、彼も特に変なロック的なクセとかなく、極めて丁寧にオーソドックスに歌い上げてくれた。

そういう意味では自分の作品の中でも、一番オーソドックスな曲としてのクオリティの高い曲になったんじゃないかな、という気がしております。

 

実際、私は最初に「SONGS」っていうの作って、その次に「melodies」っていうの作って、人に提供した曲をカバーするアルバムを2枚出してるんですけども。

この2枚で、どっちも「このまま君だけを奪い去りたい」やっておりまして。

 

それはなんでかっつーとね。なんかね、極めて進行がこう、オーソドックスな綺麗さの中で、いろんな弦アレンジがいくらでも浮かぶんですね。

綺麗な弦アレンジっていくらでも浮かんでしまうんで、2回とも、違うアレンジで作ることになりましたけれども。

もうなんならね、「もう1回また別のアレンジで作り直したいな」と思うぐらい、なんかこう、「これなら綺麗に出来ちゃうぜ」って言う、そんな曲でございますけれどもね。

 

あとはですね、この上杉くんの詞。

「このまま君だけを奪い去りたい」これ日本語としてイケてんのかどうか、ギリギリのラインでございますけれどもね。

「君だけを奪い去りたい、このまま」ん〜。わかるような、わからんような。

でも、とても印象に残りますね。

 

全体にやっぱりとてもキラキラとした、いい歌だと思います。

 

ま、もとはと言えばこれ、誰に作るって言うわけではなく、ポロポロっと自分で作ってて、「いい曲できたな」っていう風に思ったんですけども。

もし、これが自分のアルバムに入ってたら、もっと陰鬱な詞をつけて、多分こんなにキラキラした詞で、皆さんに愛されることなかったんだろうな、と思うと…。

とてもありがとう上杉くん!

 

 


 

 

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【ライブ情報】3月29日(金)  神田明神ホール

織田哲郎がダイアモンド☆ユカイらと結成した本気のロックンロール・バンド

ROLL-B DINOSAUR(ロールビー・ダイナソー)のライブ

 

チケット残りわずか!!!

 

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【本日のテーマ】

「このまま君だけを奪い去りたい」

1993年3月10日リリース

作詞:上杉昇

作曲:織田哲郎

編曲:葉山たけし

DEENのデビューシングル

 

「SONGS」「melodies」について

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