先週金曜日ですが、京都に講演を聞きに行ってきました。
茨城県に本社があり、授乳服などママに優しい商品を作ってらっしゃるモーハウス社長の光畑由佳さんのお話。
こちらの会社では「子連れ出勤」を奨励されています。
光畑さんご自身が、お子さんがまだ小さい頃に電車内での授乳の経験から生まれた授乳服。
そこから勤務スタイルも「子連れ」になり、今に至っても子連れ出勤やママさんインターンの受け入れなどもされているそうです。
光畑さんがなさっていることは全国的にも有名で、ニュースや新聞などで目にされた方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際に自社にそれを取り入れることができる企業は決して多いとは言えないと思います。
今回の講演では、子連れ出勤が素晴らしい!ということではなく、
選択肢のひとつとしてこんな働き方もありますよ〜というスタンスでのお話でした。
光畑さんの会社では、授乳期でまだ歩き始めていないお子さんなら、
抱っこをしてパソコンに向かったり、
デスクの近くでゴロンと転がしておいたり、
ショップ店員さんも赤ちゃんをだっこしながらお店に立ち、
授乳の際には自社の授乳服だからその場ですっとできちゃう。
我が子がそばにいる安心感もありながら、きちんと仕事ができる、というのは、母親にとって理想の形ですよね。
何より、周りがそういう環境を認めてくれるのが素晴らしいと思います。
お話の中で印象に残ったのは、光畑さんご自身のキャリア形成を
川下り
に例えていらっしゃったことでした。
山登りではなく、川下り。
進むうちに流れが変わることもあるけれど、その都度しなやかに対応していく。
流れが二つに分かれていたら、どちらへいくか判断する。
流されるのではなく、自らの瞬時の判断力や適応能力でもって、目的地にたどり着く。
山登りなら一旦立ち止まって考えることもできますが、
川下りなら流れを読まなければならない。
そうしているうちにも進んでいる。
実は楽なことではないんだそうです。
そんな流れを生むのも実は自分で、
やりたいと思ったことを周りに言って、
それがいつしか実現する方向に向かって行ったんだそうです。
チャンスが来た時、そのチャンスをものにできるかどうか。
日頃から
自分の思いや目標を明確にしておく
具体的にどうするのかを考えておく
周りにアピールする
私なりにですが、それが大切なんだなぁ〜と、赤べこ並みにブンブンと首を縦に振りながら聴かせていただいた講演会でした。
我が子はすでに連れて出かけるのさえも大変で(笑)
私の仕事も子連れ出勤は難しいのですが、
こういう企業がどんどん増えて、
ご自身のキャリアを生かせるお母さんが増えていくといいなぁ〜と思いました。
いつしか私が会社を作ったらそうしよう!
←野望が大きすぎ
秋の京都を満喫する余裕はありませんでしたが、
とても有意義な秋を過ごすことができました♪