「アルルカンと道化師」
半沢直樹1 「オレたちバブル入行組」
半沢直樹2 「オレたち花のバブル組」
半沢直樹3 「ロスジェネの逆襲」
半沢直樹4 「銀翼のイカロス」
半沢直樹シリーズ1、2は2013年にテレビドラマ化され、大変な評判になりました。
「基本は性善説、だが、やられたらやり返す、倍返しだ!」の「倍返し」は、2013年新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれています。
7年ぶりにドラマ化された、シリーズ3、4も第1回から視聴率は20%を越え、9月13日放送の第8回は関東地区25.6%、関西地区28.5%とこれまたすごい視聴率です。
原作者池井戸潤さんが描く、ストーリーの抜群の面白さが高視聴率の第1原因です。
それに加えて、主演の堺雅人さんはじめ、香川照之さん、片岡愛之助さんなどの俳優陣の演技力の素晴らしさにも圧倒されます。
今日の第9話、27日の最終回第10話はどれ位の視聴率になるのでしょうか。
楽しみです。
そんな中、シリーズ第5作「アルルカンと道化師」が発売されました。
今日の読売新聞に大きく広告が載っています。
【読売新聞 9月20日の広告】
そして、昨日の産経新聞には、池井戸潤さんのインタビュー記事が掲載されました。
【産経新聞 9月19日記事】
現在放送中のドラマは、IT企業買収や大航空会社の再建に奮闘した半沢直樹ですが、新作は、時をさかのぼり、肩書も東京中央銀行大阪西支店融資課長という“ちっぽけな存在”に舞い戻ります。
「3作目、4作目では戦う相手が大きくなる一方、銀行員目線からかけ離れてしまったことが気になっていました。国家相手に戦って何百億円の債権放棄といわれても、ピンとこない人も多いでしょう。今回は原点に戻り、中小零細企業を取引相手とする身近な戦いを描きたいと考えました。
水戸黄門には負けますよ(笑)。
でも水戸黄門は目標です。勧善懲悪といわれようがなんだろうが、そのパターンで100冊くらい書き続けたい」。(池井戸潤さんの話)
さっそく今日買って一気に読み通しました。池井戸さんの作品はほとんど読んでいますが、ミステリー要素も入れた書き下ろし最新作「アルルカンと道化師」も第1級の面白さです。
現下のコロナ禍のうっとうしさを一時的にせよ、吹き飛ばしてくれるような爽快感を味わうことができます。