驚くべき支持率
安倍首相の退陣表明を受け、共同通信が29日、30日の両日全国緊急電話世論調査を実施しました。
驚くなかれ、内閣支持率は56.9%で、8月22日、23日の前回調査より20.9%も急上昇しました。
過去こういう例はないといいます。加えて、第2次安倍内閣7年8ヵ月について、ある程度までを含めると「評価する」が71.3%に上ったのです。
政党支持率は、自民45.8%、立憲民主党10.2%、
国民民主党1.9%、公明党4.4%、共産党2.5%、日本維新の会5.4%などです。
政党支持率も自民党は上がっています。朝日新聞や毎日新聞が歯ぎしりして、口惜しがる数字です。
この現象をどのように理解すればよいのでしょうか。
私は、“労りと惻隠の情”という日本人特有の心情の発露だと理解しました。
やむなく病気で退陣する安倍首相への、思いやりと慰め、そして同情する気持ちがこの数字にこもっていると思います。
これは、批判や叩くことに一生懸命の一部のマスコミや野党に欠けている「人情論」の世界です。
日本人には、まだまだ「人情論」が残っている。
そう考えると何かしら嬉しい気持ちになりました。
【8月31日付 山陽新聞】