まちづくりと未来へ挑戦する(有)美作農園
昨日、総務委員会の県内調査で、市村仁委員長のお膝元、美作市の(有)美作農園を訪れました。
江戸時代からの農家で、平成5年以来農業一筋に従事してきた、小川博巳社長のお話を伺いました。
【説明をされる小川博巳社長】
どんな仕事(事業)でも、その道で“成功”する人は、その考えとやり方で、他とは“一味も二味”も違う才覚を持っています。
「農村の基礎産業である農業を活性化し、農業従事者の育成、定住化を図り、地域社会の発展に寄与します」。
この経営理念で分かるように、単なる農業振興ではなく、農業を中核にした“まちづくり”を目指していることです。
そして、土づくりとマーケティングです。
シクラメンなど花づくりで成功したのも、土づくりやマ
ーケティングに一味違う手段を取り入れたことだと言われていました。
(有)アグリ元気岡山を平成15年に設立し、シクラメンやイチゴを生産しながら、本格的に農業の6次産業化ビジネスに取り組み成功をおさめてきました。
そして、平成26年には(有)アグリ元気岡山を売却、美作農園に経営資源を集中化されています。
【2014年(平成26年) 2月15日 山陽新聞】
そこには、農業を中核にしたふるさとのまちづくりをするというビジョンと挑戦があったのだろうと思います。
現在は、生産部門で、いちご、ぶどう、水稲、くり等の農産物の生産、出荷。
販売・流通部門では、直売店・観光いちご狩り、観光ぶどう狩りで、1億8千万円の売上高があります。
岡山大学の先生が開発した栽培方法を取り入れた(量より質)いちごハウスを見学しました。
もっと規模を拡大して大々的に展開するそうです。
ふるさとを愛し、農業を愛し、まちづくりに未来を賭ける小川社長に心からエールを送ります。
【美作農園の紹介資料より】