首相連続在職単独1位
安倍晋三首相の第2次内閣発足から連続在職日数が24日、2799日(7年8ヵ月)と歴代最長となりました。
「職に何日在職したかでなく、何を成し遂げたかが問われる」(安倍首相)とはいえ、特に平成時代は小泉内閣を除き、短命内閣ばかりだったことを思えば、また実績を残さずに7年8ヵ月の長期に亘って政権を担うことはあり得ないことを思えば、素直に評価してよいのではないでしょうか。
そして、首相は最高の権力者ですから、常に厳しい批判にさらされるのも当然ではあります。
さて、「月刊Hanada」の花田紀凱編集長がこんなことを書いています。
「総理がちょっと体調を崩したとなると、大騒ぎする新聞、テレビ、週刊誌そして野党。
2月以来、147日間、1日も休まず、先行きの見えない正体不明の武漢ウィルス対策に取り組んできた総理をいたわる気持ちはないのか。『少しはお休みください』のひと言くらい言えないのか」。
同感です。
視聴率や売るためなら何でもする(と思われている)テレビや週刊誌、今やそれに近い新聞もあるような現状では、“是々非々の大人の対応”を求めるのは、肉屋で野菜を求めるようなことかもしれません。
それにしても、批判(誹謗中傷や非難は言うに及ばず)に“節度と品位”がなくなってきたのはいつ頃からでしょうか。
同意はできなくても、“おぬしやるな”と受け取られるように格調高く批判してこそ、説得力や影響力があると考えるのですが……。