「しょせん幸せなんて、自己申告」(その2) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「しょせん幸せなんて、自己申告」(その2)

 この本は、メジャーデビュー15周年を記念しての、「書きとりきみまろ」「爆笑フォーエバー」に続く、第3弾の本です。

 

 私の感想よりも、きみまろさん自身の言葉を紹介します。

 

 人生、棺桶に入るまで何が起こるかわからない。

 だから、年甲斐もなくチャレンジを続けるのです。

 

 最初は、くだらない「思いつき」でもいい。

 それを続ければ「オリジナル」になります。

 

 「できるかできないか」ではありません。

 「やるかやらないか」です。

 

 1%の意地だけは、絶対に捨てない。

 

 人は皆、それぞれの“器”をもって生きています。

 形や大きさを比べるのではなく、満たすことに集中できる人が、人生を楽しめるのです。

 

 最初は「冗談じゃない!」と怒られました。

 でも、石の上にも30年。 

 気がついたら、皆が私の冗談を聞きにくるようになりました。

 

 独身は孤独、結婚は忍耐。

 満足と不満は、必ずセットでやってきます。

 

 他人をうらやんだところで、どうせ死亡率は100%。 

 しよせん幸せなんて、自己申告です。

 

 人生なんて、ずっと今日と明日の繰り返し。

 この2日間を、丁寧に生きよう。

 

 人生は「縁」と「運」と「努力」。

 

 幸せになるコツは、たったひとつだけ。

 自分の幸せではなく、他人の幸せを願うことです。

 

 2015年、91歳で亡くなられたお母さんは、よく手紙をくれ、その手紙にはいつも同じことが書かれていたそうです。

 「真面目に生きなさい。挨拶をしなさい。悪いことをしてはだめだ。」

 

 昔は、兎にも角にも「きみまろ」という名前をこの世に残したい。そう思って頑張っていました。

 でも今は、どうすれば一人でも多くのお客さんに笑ってもらえるか。それだけを純粋に考えています。

 根底にあるのは、「感謝」の二文字以外にはありません。

 

 “潜伏三十年”誰も真似できない隠れた努力をしてきた綾小路きみまろさんの言葉は実に含蓄があります。