「それでも俺にパスを出せ」(講談社) | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「それでも俺にパスを出せ」(講談社)

 「釜本邦茂氏出版記念祝賀パーティー」が帝国ホテル大阪エンパイアルームで盛大に開催されました。

昨年2月、日本経済新聞に連載された「私の履歴書」に大幅加筆した出版を記念してのパーティーです。

スポーツ界、経済界、政界の発起人23名を始めとして、会場は352名の出席者で熱気が溢れていました。

 

 「釜本邦茂という男が、いかに多くの方々に愛されてきたか、魅力的な人間かが、この本を読むと伝わってくる。

 言うまでもなく、日本を代表する歴代最高の選手である。そして、人間的にも大きく情に厚く心が広く憎めない奴だ。本来の彼はそういう男だ。

 彼が日本サッカー界に出現してから半世紀以上がたつ。今改めて思うのは、いまだ彼を超えるストライカーが出ていないという事実である」

 

 これは、この本の最後に「解説」を書かれている横山謙三埼玉サッカー協会会長(メキシコ五輪日本代表GK、元サッカー日本代表監督)の言葉です。

 

 実際あれだけの実績があっても、決して矯らず、飾らず謙虚で気さくな人柄です。

 出席者はこのような釜本さんと親しい人達の集いでした。

 サッカー指導だけでなく人間教育の場でもあるサッカー教室は優に1200回を超えます。

 何社もの大企業がバックアップして日本全国だけでなく東南アジアまで展開できるのも釜本さんの人徳のしからしむるところです。

 生涯現役で日本サッカー界の興隆のために頑張って貰いたいものです。