児島ジーンズストリート
1日平均、20人。人影が消え、シャッター通りとなった岡山の味野商店街は、その「壁」に挑戦しました。
地場の繊維産業を核に、商店街、自治体、商工会議所が一体で、「児島ジーンズストリート」を立ち上げました。
30店を超えるジーンズ店が軒を並べ、ジーンズ柄で構内がラッピングされた駅からは、ジーンズバスや、ジーンズタクシーが走ります。
まさに「ジーンズの聖地」。
今や、年間15万人を超える観光客が集まる商店街へ生まれ変わりました。評判は海外にも広がり、アジアからの外人観光客も増えています。
これは、安倍晋三首相が1月20日に行った施政方針演説の中の一節です。
その「児島ジーンズストリート」へ行ってきました。
井原市の人が出店していると聞き、その店を訪ねました。それは、(有)ミズタニという縫製会社を経営する水谷哲士さんの店です。
店の名前は、「BLUE TRICK」。
「児島ジーンズストリートマップ」には、「メンズからレディスまでインディゴカラーを中心にディティールにこだわった温かみのある商品を取り揃えてお待ちしています」と紹介してあります。
丁度、水谷さんご夫妻とご長男がいらっしゃったので話しを聞きました。
1昨年9月に出店したとのことで、「思えば願いはかなうものですね。おかげで、近々倉敷の美観地区にも出店する予定です」とにこやかに語られていました。
昨秋、新橋にある岡山県のアンテナショップで、6社共催のジーンズイベントを5日間行い、600万円位の売上があり手ごたえを感じたといいます。
現状のままでは井原市が通過都市になってしまうと心配もされていました。
夢を持ちチャレンジされている心意気に大いなる共感を覚えました。