「一力亭」に遊ぶ‥‥‥ | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

「一力亭」に遊ぶ‥‥‥

 忠臣蔵討入の今日、仲間5人で師走の雑踏を離れ、京都のお茶屋「一力亭(いちりきてい)」と、贅沢ながらしゃれ込んでみました。

 「一力亭」は、大石内蔵介が敵方を油断させ欺くために遊んだとされる茶屋です。

 「千代ふとも名にかくれなき 武士(もののふ)の 面影残る一力の宿」(冷泉為紀作)と歌われた「一力亭」は、弁柄を使った独特の外壁に昔の面影を偲ぶことができます。

 今日は特別の日で、四十七士の名前を染めた浅野家家紋の入った法被を着せてくれます。

 献立表も「忠臣蔵 討入御献立」と書いてあり、討入にちなんだ特別仕様の料理です。

 「祇をん 一力亭の由来」には、「歌舞伎で有名な仮名手本忠臣蔵は、史実より47年後に竹田出雲ら三人の合作で出来た芝居でその七段目が祇園一力茶屋の場でございます。

 史実と芝居の境目は知る由もございませんが、代々の当主が大石内蔵介の遺徳を偲び、これをお祀りし乍ら商売をさせていただいて居ます」とあります。

 実際、一木彫りの木彫りの四十七士をおまつりした祭壇も見せて貰いました。

 3人のあでやかな芸妓さんの愛想で、別世界の優雅なひとときでした。

 3時間の宴席お開きの後、芸妓さんが所属する置屋に赴いて2次会と相成りました。