「ゆるキャラグランプリ2015」
1727体がエントリーした、第5回目の「ゆるキャラグランプリ」決戦投票イベントは、11月下旬に浜松市で開催されました。
予想通り、開催地の「出世大名家康くん」が優勝しました。
お祭り騒ぎのイベントとして楽しむのはご愛敬です。一方、ある識者が辛口のコメントをしていました。
謂く、「ゆるキャラは本来、政策とリンクしてこそ意味がある。自治体によっては、ゆるキャラコンテストで上位をめざすことが、自己目的化しているように見受けられるのは本末転倒だ。順位の決め方が、自治体職員の“組織票”で成り立っているのも問題である」
この点については、私も同感です。
政策とリンクした典型的な成功例は、第2回グランプリを獲得した、熊本県の「くまモン」です。
いかに戦略的に観光振興、産業振興につなげたかは、樺島熊本県知事の著書、「私がくまモンの上司です」に詳しく紹介されています。
自己目的化しているような自治体は、この本を読んで、ツメのアカを煎じて飲んだ方がよいかもしれません。