やかげ町家交流館 | 小田春人オフィシャルブログ「先人に学ぶ 産業と教育の復活」

やかげ町家交流館

 昨年2月に、古民家を再生してオープンした、矢掛本陣近くの「やかげ町家交流館」では、毎週土曜日、日曜日にイベントを行い、賑わっています。

 80名も入ると一杯になる「谷山サロン」がその小ホールです。小ホールであるが故の、アットホーム的な雰囲気があります。

 運営しているのは、矢掛町の指定管理者になっている、(株)やかげ宿(第3セクター)です。

 繁森専務取締役は、天満屋の役員もされ、天満屋時代はずっと企画部門で仕事をしていたという、いわば“イベント企画のプロ”です。「やかげ町家交流館」の運営には、うってつけの人物というわけです。

 その繁森専務が、経験と人脈を生かしてイベント企画に取り組まれています。

 「昭和12年生まれですから、もう仕事からは勇退している年です。伊原木会長や鳥越(良光)先生の推薦で、山野町長から是非にも頼まれて引き受けることになりました。休みもなしに、片道33キロの道を運転して通っています。仕事は楽しいですよ」笑顔で語られる表情はとても昭和12年生まれとは思えぬ元気さです。毎朝5キロ走るのが健康法で、ハワイのホノルルマラソンで完走したとのこと。

 たまたま、昨日と今日のイベントに主催者からお誘いいただいて連続して出席したら、2日共会場に居られました。

 昨日は、毎月第1土曜日定番の「旧山陽道やかげ宿 宿場の歌声喫茶」です。

専用の歌本も作られています。ピアノ、アコーディオン、ギターの伴奏に合わせて、会場一杯の皆さんが、なつかしい歌を楽しく歌われていました。

 今日は、第2回「やかげ混声合唱団サマーコンサート」です。矢掛町の音楽活動を指導していただいている、萩原勇一先生の指揮と軽妙な司会で、20名の団員が一生懸命合唱されていました。

 矢掛町のオリジナル曲「心和(な)ぐ ふるさとやかげ」のように、歌い手も聞き手も一帯となった、心和ぐ空気が流れていました。